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七月に読んだ本

七月に読んだ本。
CDとかも登録してごちゃごちゃしてたから画像なし。感想はブクログで直接読んでください。

ハピネス 嶽本野ばら
日日是好日 森下典子
職場の問題地図 沢渡あまね
採用基準 伊賀 泰代
空が青いから白をえらんだのです 寮 美千子


「ハピネス」は余命一週間の彼女と過ごす純愛悲恋小説。野ばら作品はこういう系統の方が好き。残りの時間を知った彼女が、どうせならやりたいことを全部やって楽しく終わりたいという強い意志を持ち、君がいるから「明日も生きていこうと思える」と不安に打ち勝とうとする姿が素敵。生きるとは何か考えさせられる。彼女は満足して逝くけれど残された者の方が辛いよなとも思う作品。

「日日是好日」はお茶を通して、今を生きるということを伝えてくれる作品。節が短いのでサッと読める。けれど中身は抹茶のように濃い。教えることは教わること。勉強とは自分を磨くこと。

「職場の問題地図」は図表が載っているのでわかりやすくすぐに読み終わる簡単な内容。報連相や上司と部下の認識のズレの改善など初歩的なことばかりだけどそんな本が人気ということは、それだけどの会社でもできていなくてみんな不満を持っているということ。これから勤める人、勤めて間もない人、部下のいる人、自分の仕事の方法を見つめ直したい人におすすめ。目次だけで「そう!これ!」となることが多い。

「採用基準」は全員に読んでほしい。すいません、感想書くほど覚えてないというか難しかったというか。読み直すつもりでサッと読んだので。割愛。

「空が青いから白をえらんだのです」は少年院の詩の作品集。詩は堅苦しくて難しいというイメージがあったけど、一文でも好きなように書いても、自由なんだと思った作品。何もわからずに直球で書くから伝えたいことがダイレクトに伝わるんだなと。詩に対する他の少年たちの感想もまたストレートで良い。今年の夏本100になってるようなのでぜひ。少年院や授業、少年たちに対する触れ合い方のことも詳しく載っている。