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さすがにやりすぎじゃない?

「マルハラ」というのをX(旧Twitter)で見かけた。
言葉からは何かのハラスメントということしかわからなくて、今度はまたどんなことがハラスメントになるんだろう……と思って調べてみたら文末の句点が問題らしい。
上司とのLINEで文末に「。」があると怒ってるように感じる若い世代が多いとのこと。

はい??????????????
た、正しい日本語を使って、怒ってる??????
何を言っているのか全然わからなかった……。驚いた。
これはさすがに無理がありすぎるんじゃないだろうか?

ハラスメントという言葉は日に日に大きくなりいろんな種類が増えてくる。
言いがかりでは?というものも結構あるが、おおむねは「嫌だ」と思う当事者の気持ちを尊重しているし、ハラスメントを意識することで環境が良くなることもあると思う。
それにしてもさすがに文末の「。」まで嫌だ、と言われると困惑する。
そして自分がもう若くないと改めて気づいて少し落ち込んだ。

さて、マルハラの最大の問題は若者の「怖い」をそのまま受け入れてしまうところではないだろうか?
メール世代とSNS世代では文章から読み取る感情に差があることは仕方ない。
それにしても「怖い」からハラスメントだ!はあまりにも乱暴すぎると思う。
「。」が怖いか怖くないか、怒っているか怒っていないかの感覚に差があるならコミュニケーションを取って埋めていけばいいのではないか?
上司の側も部下の側もお互いにコミュニケーションを放棄した結果の「マルハラ」な気がしてならない。

そうして考えるといろんなハラスメントがコミュニケーション不足によって引き起こされているのでは?と感じた。
相手の嫌がることはしない、というのはもちろん大前提であるが文末の句点は別に何も間違ったことではない。正しい日本語の文法だと認識している。
ハラスメントだと騒ぐ前に、ハラスメントになると怖がる前に、相手と向き合ってしっかり意図を伝えることが大事だと感じた。

マルハラを広めたいメディアは何なんだろうね。
何でもハラスメントにして炎上商法でも狙っているのだろうか……。
謎である。

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