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新社会人の方に向けて

はじめに

新卒入社、おめでとうございます

新社会人としてのキャリアのスタートは、多くの不安や期待感が交錯するかと思います
これからの道のりに向けて、いくつかのポイントをまとめてみました

新卒の心構えと強み

新卒はわからないことが当たり前なので、積極的に質問していきましょう
わからないことを聞けるのは新卒の特権であり、武器といえるでしょう

ただ、わからないことに対する広い視野を持つことが重要です

たとえば、同じことを何度も聞いて怒られてしまった場合、「同じことを何度も聞いたらダメ」という結論だけでなく、「何回も同じことを聞かないためにどうするか」という視点で考えることができます
その場合、「メモをとるようにする」という具体的な対策が考えられます

また、別の例として、「わからないことを都度聞いていたら上司に嫌な顔をされてしまった」という場合には、「この頻度で聞くと上司の仕事を妨害してしまっている」ということが考えられます
そこから、「聞く頻度を減らす」→「ある程度まとめて聞きにいく」といった対策を考えることができます

また、新卒だからと遠慮せず、自分がやりたいと思っていることや疑問に感じたことなどを積極的に共有していくことが大切です

チャンスはいつ転がっているかわかりません

私の経験として、新卒入社した会社ではエンジニアが通常運用業務を担当することが一般的でした
しかし、上司との面談で「開発の業務をしたい」と意向を伝えていました
偶然にも新しいプロジェクトが立ち上がるタイミングがあり、私はそのプロジェクトに参加することができ、新卒から開発の経験を積むことができました

こういったことは新卒関係なく自分のやりたいことを共有していなかったら実現しなかったと思います
自分自身のキャリアは自身の行動で形成され、上司や先輩はあなたのキャリアまで責任はとってくれません

また、新卒でしか持てない新鮮な視点や意見は非常に重要です

特に、既存のサービスなどが運用されている場合、社内の人々はそのサービスを当たり前のように捉えていることがあります

新卒はサービス利用者に近い立場であり、貴重な意見を持っています
そのような意見は非常に有益であり、積極的に提供していくことで新たな視点やアイデアをもたらし、組織の成長や改善に貢献できます
特に、新卒の方々は業界や企業に対する新鮮な視点を持っており、これを活かすことで新たな価値を生み出すことが可能です

積極的に自分の意見や考えを発信し、チームや組織全体の意思決定や戦略に参加することで、自身の存在価値を高めることができます

同僚や上司との尊重と協力

会社の同期以外はあなたよりも社会人としての経験が豊富です

入社直後の第一印象などで「この人はこうだ」と一方的に判断するのではなく、どんな人にも良い側面があります
たとえその人に欠点があったとしても、その経験や知識、人間性から学ぶことができます
先入観にとらわれず、多角的な視点で色々な人から学び、成長していきましょう
ただし、ダメな人はダメなので、学べることを学んだタイミングで離れていくことも重要です

また、機械的に仕事をすれば人付き合いなど不要と考える方もいるかと思います

自分1人で解決できるレベルの仕事のみをしていくのであれば問題ないですが、よりレベルの高い会社に大きく貢献できるような仕事をする場合には多くの人が関わってきます
道端で急に知らない人から「人手が足らないから手伝って」と言われて手伝う方は少ないと思います
自分が仕事を依頼する立場になった場合には、1回でも話したことがある人の方が仕事をお願いしやすいですし、相手も心よく引き受けてくれることでしょう
また、上司もやはり人なので、「何か仕事をお願いしたい」というときには比較して差がない場合には気心しれた人を選ぶことでしょう

自分以外の方への尊敬や、日頃からのなにげないコミュニケーションをしていくことは、小さな差しか生み出さないですが、それでも小さな差が効果を発揮します

仕事への意識と受ける姿勢

仕事は受けて側の意識も重要です

依頼側の意図だけでなく、受ける側の意識も考慮することが重要です
例えば、データ集計などの依頼を受けた場合、「依頼されたから淡々と消化する」のと、例えば「Excelの関数の勉強をしながら取り組んでみる」では、その業務で学べることが大きく異なります

依頼側がきちんと教育まで考慮して仕事を振ってくれるのであれば問題ありませんが、大企業でもない限り、猫の手も借りたい状況であることが多いでしょう
そのため、教育のみを意識した仕事の割り振りは行われないことがあります

自分自身で振られた仕事に一つ一つに自分なりの意味づけをして、成長していくことが重要かと思います

物事の背景を理解する力

物事の背景を意識することも重要です、様々な物事の背景を意識していきましょう

例えば、上司から昨日はAと言われたことが今日はBと言われてしまった場合、上司も実はAと言ったあとに色々考えてBという結論を出しているかもしれません
また、他の人に意見を聞いてもらって、Bという結論を出しているかもしれません
単に「この人は一貫性がない」という考え方ではなく、どういった背景があるか見にいったり、想像したりしていきましょう

ただ、単にその場の思いつきで行動している人もいるので、
そういう方には都度エビデンスを残すなどの対策を取りましょう

給料の意味と責任

給料をもらっているということは、自分の時間や労力に価値があるということです

自分が行っている仕事が、雇用主や顧客にとって価値のあるものであるかどうかを常に意識することは重要です

自分の時間や労力が給料として反映されることを理解し、その価値を最大限に引き出すために努力することは、自己成長や職場での評価にもつながるでしょう

第二新卒としての再出発

入社した会社が自分に合わなかった場合や、業務に対して多大なストレスを感じてしまった場合には、やめることも1つの選択肢です

近年では、第二新卒として中途採用とは異なる扱いを受けることもありますただ、新卒で短期間で会社を辞めたという一定のリスクが伴います
転職理由や辞職理由をきちんと考え、説明できるようにしておきましょう
ただ単に「その会社が嫌で辞めた」という理由だけでは、「うちでも嫌になったらやめてしまうかも」と思われてしまいます

また、会社内で実績を積み上げていなければ、あなたの社会での立場は何者でもないです
新卒や第二新卒採用は将来の期待に基づいて行われるので問題ないですが、何度も繰り返してしまうと、「すぐ辞めてしまう人」とレッテルを貼られてしまう可能性もあります

やめる決断も大事ですが、それぞれの企業で実績を積み上げていく必要があることも念頭においておきましょう

さいごに

これからの道のりに向けて、いくつかのポイントをまとめてみました
これらのアドバイスが、あなたのキャリアのスタートに役立つことを願っています
この記事が新卒の方の1人にでも参考になれば幸いです

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