近況報告

日記を書くのはいつぶりだろうか。身の回りの環境は何もかも一変し、慌ただしい日々がようやく落ち着いてきたように思う。
空いていた期間にあった主な出来事は端的に(箇条書きに出来なくて長ったらしくなったが)まとめると以下だ。


・昨年9月からアパート型のグループホームで暮らし始める(ニア一人暮らし)

・作業所に通所し始める。やはり人の好き嫌いの激しさ、対人コミュニケーション能力の無さを思い知る。聴覚過敏が悪化する。

・生活保護受給、精神障害者手帳3級取得。

・生保のおかげで金欠で行けなかった病院各所へ通えるように。

・物心つく前からのアレルギー性鼻炎、ダニ、ハウスダスト、スギのせいである事が判明。内服と点鼻薬で人権を手に入れティッシュが無くても困らない人生を知る。

・長年の頭痛の原因はストレートネック、慢性偏頭痛からの頭痛薬の飲み過ぎによる薬物乱用性頭痛。脳神経外科(頭痛外来)にてデパケンで偏頭痛予防、トリプタン系を痛み止めに貰う。

・長らくどのメンクリのどの主治医に聞いてもはぐらかされて(抑うつ状態、発達の気はあるかも等)はっきりとは分からず終いだった診断名、広汎性発達障害とうつだった事が判明。

・WAISの結果をよくよく自分で見直してみたら境界知能。一般人より馬鹿な事にショックを受ける自分の高慢さにもショックを受ける。

・障害年金2級受給決定。手間と診断書代だけかかって却下されたらと杞憂しまくっていたのでほっとした。4ヶ月分が一度に入り恐れ戦く(以降は普通に2ヶ月に一度)


こうして並べてみるとどうなるんだろうと不安に思っていた事は一応全て解決しいい方向へと進んでいる。

かつて月収20〜30万程稼いでいた頃は、実家にいた時期も家を出てほんの僅か一人暮らしをしていた時期を含めても働く事で受けるストレスを減らす為にせっかく稼いだ金額のほぼほぼを酒とソシャゲの課金等に散財してしまい何も残らなかった。むしろリボ払いや借金があったので給料全ツッパでも足りていなかった。
好きな作品やキャラのグッズやガチャが出れば考え無しに金を突っ込み自己満足に浸っていた。「私はこの金額を即注ぎ込める位にこのコンテンツを愛している」と誰に向けるでもないような、全世界に向けているような。何も人より勝るものがないから分かりやすい金額でマウントを取るものの、その金額すら別に界隈基準で見れば大したものでは無い。良くて中の下。更に金額が上がれば上がる程、そういう自分の「好き」に金をかけられる余裕を持った人間というものは金額以外の部分でも様々な趣向や手間暇をかけその人にしか出来ない方法で愛情を表現している。土台、私には初めから勝ち目は無かった。
そもそも好きという気持ちを自己満足で表現するだけのものに優劣だの勝ち負けだのは無いはずなのだが、隣の芝はどこまでも青々しく見えるし私たち人間は一人ひとり違うのにその中で一番になりたがり比べたがってしまう。私の場合は花屋の店先に並べる事は無いその辺の道路脇に生えた雑草でしかないんだが。
私は花屋に並ぶ豪奢であったり可憐であったりする花々が羨ましくて仕方なかった。

しかし生活保護のおかげで、無理に社会に迎合しようと心身をすり減らしてまで働かずとも、毎月の生活費は保証してもらえる事となった。私みたいなゴミが生きる為だけに貴重な国のお金を貰ってしまっていいのだろうかと悩んだ事もあったし、今も受給している事に対して後ろめたさというか罪悪感はある。自分で稼いだ金なのだからどう使ってもいいだろうと破滅的になってしまっていた当時と違い、よく考えて使わなければならない。
グループホームの職員たちに金銭管理を手伝ってもらい、今はなんと驚く事に家賃を除くと毎月6万前後で無理なくやりくり出来ている。金銭管理とは言っても、保護費が入れば下ろして職員に預け、毎日一定額だけ食費+余れば自由に使っていいお金として受け取り、1万円を超えそうな金額の大きい買い物の際は相談するといったものだ。簡易的な家計簿もアプリでつけて定期的に職員に見てもらってはいる。買い物をしたらレシートの合計金額を見ながらもやしと納豆とキムチと、諸々の食費で〇〇円!と入力するだけ。何日に何円何に使ったか簡単に振り返れるし余計な機能も無くて、これまで三日坊主で終わっていたのと違い職員に見せるからという理由が大きいが何だかんだ続けられている。
これまでも一応給料は何にいくら使うか考えてから使っていたはずなのだが、この差はなんだろう。数字に弱くて計算が出来ないばかりでなく自分の手元にまとまったお金があるとつい使い過ぎてしまう見通しの甘い馬鹿だからだな。

少しづつ貯金をして必要なものを買い揃えたり不測の事態に備えておきたい。ひと通りの家具家電は備え付けだったのでそこはとても有難いのだが、炊飯器も洗濯機も冷蔵庫も何年前のものか分からない程古く明日壊れてしまっても特段疑問に思わない程なのだ。洗濯機の蓋はひび割れて外れかけているし。

まだ色々上で挙げた事について書きたくはあるが既に長くなってしまったのでこの辺で。また書きたくなったら書く。

ただ一つ言える事。
暗くてトロくて使えない変わった子として社会でぐちゃぐちゃになっていた頃より、今こうしてはっきりと精神障害持ちの生活保護受給者として生きている方が人権が保証されているのを感じる。初めて人生で本当の休養が出来ているのかもと実感した。

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