見出し画像

タオバオアプリで中国からグッズを通販する方法まとめ

※重要※4PXと4PLが使えなくなりました

【2021年10月5日追記】
2021年9月29日より官方直送(4PL)が
2021年10月6日より4PXが日本向けのサービス選択ができなくなりました。
日本向けの公式転送サービスは後述の官方集(空輸)のみとなります。
引き続き転送代行業社、代行業社は利用できます。

はじめに

この記事はタオバオのアプリを使って中国の通販物を個人輸入する方法の備忘録です。

自分用のやり方まとめと、タオバオ個人輸入にまつわるあれやこれやをつらつらと書いています。

この方法は2020年7月29日時点でのやり方になりますので、将来的には社会情勢の変化で色々と変わっているかもしれません。それを念頭に入れた上でお読みください。

また、やり方まとめと書いていますが個人の記録も兼ねているので余談が多いです。目次で適宜読みたいところだけどうぞ。

※2021年9月23日加筆
4PLについて追記しました。
※2021年10月5日加筆
4PXと4PLのサービス終了に伴い、該当箇所の削除及び4PX向け記事を官方集运用に改稿しました。
(官方集运と4PXは基本的な利用の流れは同じです)

タオバオ個人輸入をし始めたきっかけ

中国のNeteaseが運営する第五人格というゲームジャンルにハマったことが、私がタオバオ個人輸入に手を出したきっかけです。

基本的に公式の出すグッズは中国がメインで、日本でグッズの販売が開始されるのは数ヶ月後。
それも販売されたかと思えば注文してから届くまで2〜3ヶ月かかることも多く、人によっては税関に引っかかって返送されたから再発送するので待ってねと言われる事もある。そんな状況でした。

その上、一部のグッズはAmazonで販売されないことも。

画像1

※中国限定グッズの一例。2周年記念アクリルスタンドは中国限定(タオバオ)販売でした。

中国限定のグッズを買うために色々と調べ、タオバオの個人輸入の方法を知り、何度か試して今に至ります。

タオバオの値段の見方

画像5

これがタオバオアプリの画面となります。(ブラウザでも値段の見方は一緒)

中国人民元の値段、日本円の値段が表示され決済時にはUS $で表示されます。

実際に支払う人民元と日本円の価格はレートによって変動するため、おおよその目安としてください。正確な現在のレート価格は「○元」と価格を打ち込んでGoogle検索すると出ます。

画像6

※これはこの記事を加筆している2020年12月18日時点でのレート(小数点以下は切り上げで考えておくと○)


タオバオ個人輸入の方法2種

さて本題。タオバオを利用した個人での輸入方法は大きく分けて2通りあります。

①輸入代行業者に頼む
②個人で頑張る(クレジットカード必須)

自分は②をメインにしていますが、初めてタオバオ個人輸入に挑戦する人は①を試してから②に手を出すほうがいいかもしれません。

①の場合は中国のセラーとのやりとりはすべて代行業者がやってくれるため、中国語の知識がなくても簡単に購入できます。
関税がかかる場合や、禁輸品等のトラブルが起きた時の対処も代わりにやってくれるため負担が少ないです。
②はかかる費用が少ない分、全て自己責任になります。
トラブルが発生したときの対処が少し大変ですが、セラーとのやりとりは基本ライブチャットになるため、翻訳ソフトを活用してのやりとりでなんとかなります。


▼①輸入代行業者に頼む

読んで字のごとく、輸入代行業者に頼む方法です。
代行業者に頼む場合は基本的にタオバオの登録をせずに済みます。
個人的にオススメなのは『Rainbow国際橋
やりとりがLINEで完結するため、見逃しが少ないです。

以下は代行業者利用全般の話。
代行業者を利用する場合、下記の料金がかかります。

商品の価格+国際送料+手数料(商品代の○%という形式が多い)


手数料自体はそれほど高くないのですが、国際送料がタオバオ公式転送の4PXより高くなる傾向にあるため、総合的に支払う額が多くなります。
国際送料は重量によりますが概ね2000円〜が多いです。

業者によって細かい違いがありますが、基本的な手順としては

①買ってほしい商品のタオバオURLを送る
②見積もりを出してもらい、商品代を代行業者に支払う
③注文してもらい、中国の倉庫から日本に発送してもらう際に国際送料を支払う

の3ステップです。EMS(国際郵便)で届くことが多いです。
また、個人輸入するよりも到着がやや遅くなります。
(といっても数日程度の誤差範疇ではあります)
倉庫から発送してもらう際に複数の注文品をまとめて日本に送ってもらったり、逆に個別に発送することも可能です。
・やり取りの全てを日本語で行える
・タオバオの登録をせずに済む
ため、初心者にオススメです。
また、後述の個人で頑張るパターンでは購入できない予約商品の購入も可能です。

▼②個人で頑張る(クレジットカード必須)

タオバオアプリを利用して購入する方法です。
必要なものは

・スマホ
・携帯電話番号(SMSで本人認証が必要なため)
・クレジットカード(Visa/MasterCard)

手順としては

①タオバオアプリをインストール
iOS)(Android
②アプリを起動し「注册」より新規IDを作る
③電話番号を入力する画面にて
国家地区がデフォルトは「+86」(中国)になっているので
「+81」(日本)を選びSMSの認証番号を入力してタオバオに登録
④あとは他のショッピングサイトと同様の手順で商品を検索し、カートに入れて決済
(加入购物车:カートに入れる 立即购买:すぐに購入)
⑤カートのボタンをタップし、今回買うものを選択したら「結算」をタップ
⑥※住所とクレジットカードの情報を入力し結算

※住所は公式転送サービスを利用する場合は日本の自宅を指定して
官方集运(空輸)を選択。
配送代行サービスを利用する場合、該当サービスの倉庫を指定。
(この場合配送業者の選択はありません)

これが主な流れです。
配送方法は

①公式転送サービスの官方集运
②配送代行サービス

の2種類あり、公式転送サービスを利用する場合、国が規定している日本への禁輸品以外の品物であってもサービス規定で場合によっては日本に転送することができず、返送トラブルが発生することがあります。
(転送基準については担当する人によっても差があるらしく、同じ商品でも大丈夫なケースとダメなケースに分かれるみたいです)
基本的な禁輸品はこちらをご参照ください。
また、衣類は必ず関税がかかるのでご注意ください。
書籍は公式転送を利用できないため、設定資料集や画集を購入予定の方は必ず配送代行サービスをご利用ください。

アニメグッズ関係が公式転送で弾かれることがあると聞いていたので、私は初回の購入時は②の配送代行サービスを利用していました。
コロナの影響で一部の配送代行業者が中国との新規配送代行取引を中止していたため、公式転送を利用しはじめましたが第五人格のアクリルグッズやぬいぐるみで転送を弾かれたことは今の所ありません。
(Amazonで頼んだ友人がぬいぐるみが税関にひっかかって返送されたことがあると言っていたので、この部分はタオバオでもAmazonでも引っかかるときはひっかかるときは引っかかるみたいです)

▼公式転送サービスを利用した場合の流れ


※4PLと4PXのサービス終了に伴い、記事から該当2種の利用法補を削除しました。

官方集运に関しては利用したことがありませんが、基本的な流れは4PXと同じのため4PX向けの記事を一部改稿して説明として流用しております。ご了承ください。
官方集运(空輸)を実際に利用した際に追記、改稿を行う予定です。

注文が完了したら数日以内に発送されます。
官方集运を利用した場合は倉庫に発送され、保管されるので倉庫に届いた荷物時点で日本に転送する手続きを行う必要があります。
転送手続きの際に国際送料が別途でかかります。
タオバオの管理画面と連動していて、支払いもそのままタオバオに登録しているクレジットカードで行えます。
ここでかかる送料は


1kg 72元(追加500g 12元)+ 4PX倉庫への送料
※1kg約1230円(レートによって変動)

大体1000円前後で中国から手元に届く計算。

国内通販とあまり変わらないなと気づいてからはタオバオで頼むフットワークが少し軽くなりました。

タオバオで注文した後、タオバオアプリ内での転送手続きの流れは下記の通りとなります。


①購入した商品の輸送状況を「我的订单」で確認
②倉庫に届いているのを確認したら
トップページの「物流中心」→「待集运」をタップ
③日本へ送りたい商品を選択
※中継倉庫では20日間は無料で保管してくれる。その間に別の商品を頼んだ場合はまとめて日本に発送可能。関税は荷物単位でかかるため、関税がかかりそうな時はここで日本に発送する荷物を小分けにして送ると関税を回避しやすい。
④配送費用を確認し、「确认订单」で決済。

これで後は日本に届くのを待つだけです。
注意点としては倉庫に届いたとしてもプッシュ通知等が来るわけではないので、自分で定期的に倉庫に届いていないかの輸送状況を確認しないといけないところでしょうか。
(自分がプッシュ通知が来ていても気づいてない可能性もありますが)

タオバオアプリで注文してから大体2週間前後で届きました。
倉庫から発送された際に国際追跡番号が発行されるので、それを使えば国内到着以降の荷物の追跡が可能です。私は佐川急便で届きました。

ダンボールはちょっとボコボコしてたり、中身が少しよれたりはしますが無事届きました。


▼4PX転送時、関税がかかって出庫異常になるケース

私が先日タオバオ4PXを利用した際に起きたトラブルです。
関税は商品の代金と送料が1万円を超える場合にかかります。
ただ、個人輸入の場合そこに0.6が掛けられるため、実際の関税がかかるボーダーは16666円と言われています。
商品代が1万円を超える場合は4PXで出庫手続きをする前に一度4PX側から「関税がかかるかもしれない事に対しての同意」の連絡がきます。
その連絡に同意するまで発送手続きができないのでご注意ください。
4PXからの連絡は初回国際電話がかかってくるのですが、電話に出なかった場合SMSで4PXのカスタマーに連絡をする旨が届きます。

画像2
画像3



それに従って4PXのカスタマーライブチャットに「注文番号」を添えてpapago翻訳を使ってやりとり。
翻訳アプリは数多くありますが、papago翻訳は中国語・韓国語ともに画像から文字を認識して翻訳ができるため
コピー&ペーストが難しいところでのやりとりでも翻訳しながらやりとりが可能です。

関税がかかることに同意をした後、無事に出庫されて日本に届きました。

こんな感じの流れで関税周りの確認でストップしたときは到着まで20日くらい。


▼配送代行サービスを利用する場合

公式4PX転送サービスで弾かれる品を確実に輸入したい際に利用します。
私は『Buyandship』を利用していました。
4月ごろは中国倉庫を一時停止していたのですが2020年6月1日より再開したみたいです。
基本的な流れとしてはタオバオで注文したものを配送代行サービスの倉庫宛に送ってもらい、それを日本に転送してもらいます。
このため、かかるのは日本への転送費用のみ。
手順としては下記になります。

①配送代行サービスに登録
②配送代行サービスの「中国倉庫」の住所をタオバオに登録
③通常の注文後、追跡番号が出たら
・追跡番号
・注文した商品のURLと個数
を配送代行サービスに連絡
④倉庫入庫の連絡が来たら日本への転送依頼を作成
⑤日本への国際送料を配送代行サービスに支払う

輸入代行と違い、タオバオとのやりとりは自分が受け持つため、トラブルがゼロではありませんが
配送代行サービスとのやりとりは日本語で行えるため、比較的やりやすいです。
コロナの影響で自分が使っていた配送代行サービスが中国との取引を一時停止してしまったり
配送代行サービスが主に使っているEMS(国際郵便)が一部の荷物の引受を停止したりと、情勢によって使えなくなることがありますが、禁輸品ではない品を確実に手元に届けたい場合は便利です。

基本的に第五人格の公式通販ページのグッズしか頼んでいないため、そこまでトラブルは多くないのですが、他のセラーから注文したりする場合はまた独自のトラブルも多くなると聞きます。
現在は検索すれば色々と情報は出てくるので、クレジットカード決済が可能になっていることもあり挑戦するハードルは下がっているかなと。
少しでもタオバオで注文してみたいと思うフォロワーさんの一助になれば幸いです。
また今後タオバオで注文した際に色々と何かあった場合はこの記事に追記していけたらなぁと思います。
推しのグッズで良いオタクライフを!

画像4


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?