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諸葛亮孔明から「再定義」の重要性を学ぶ。

逆転の発想

当時天下は華北の曹操、華南の孫権が二大勢力だった。そこで、諸葛孔明が劉備に助言したのは、手薄な荊州と益州をまずは領有することで、曹操・孫権・劉備の三大勢力の力を拮抗させる。その後、天下を三人で治めるという「天下三分の計」を提案。 

曹操と孫権の「二強」が激突して曹操が勝てば、劉備の立場はさらに追い込まれるが、天下を三人で治めた後、まずは孫権と組む。そして曹操を倒すことができれば、孫権に恩を売って拠点まで手に入れる可能性が生まれる。

その後、二強時代を経て、機会を伺って孫権を討てば、劉備が天下を統一できるといった構想です。

弱小だった劉備が天下を取るために、このデメリットの多い状況を逆手にとり、最定義することによって勝てる戦略を練ったと考えられる。

ビジネスにおける再定義の発想

本来デメリットだったものを再定義することで、チャンスに変換することができれば、再定義の機転はビジネスにおいて大きな利益に繋がります。

■再定義によりヒットしたもの(一例)
・接着力の「弱さ」を生かしたポストイット
・「在庫の少なさ」を逆手に実現したトヨタ生産方式
・「古民家」を京風にリノベーションした滞在型人気ホテル
・携帯が通じない田舎を生かしたデジタルデトックス

変化の激しい時代において、現代はビジネスパーソンにとってはある意味「戦国時代」です。今回は、はるか昔の古代の英雄の一人である「諸葛亮孔明」から成功への糸口が見つかれば幸いです。


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