「好き」の責任は自分で負うというはなし


わたしが抱く好きという想いは「叶わないよ」と周囲に言われることが多い。

それを聞いて、「なんでそんなこと言うんだろう、わたしはただ好きで結婚したいくらい本気で好きというだけなのに」と毎回思う。人によっては、「絶対叶わない!時間を無駄にしてるから諦めたほうがいいよ!」というきついことまで言われる。いいように言えば、「後悔してほしくない」とも。

でも、結婚できるかなんて身近な人だとしてもわからないと思う。彼をあきらめたところで、結婚したいほど好きな人と巡り合えるかもわからないし、もし出会えても何らかの理由で別れるかもしれないし。

わたしは、後悔は後からするから後悔だと思う。今から後々するかもわからない後悔のこと考えて動いていられない。それに、人生はそのときある選択肢の中で一番良いと思ったものを選んできていると思う。

決して、自分の過去に後悔がないわけではない。

高校も大学も第二希望だったし、諦めずに美大に進学したかったなと後悔したこともある。でも、最終的に「それでもそれを選択したのは私なんだよな。」と思う。そして、高校や大学で出会った友達とか、過ごした楽しい時間は間違いなくいいものだったなって思うし、大切にしたいなと常に思っている。

だから、もし万が一彼と結ばれなかったとしてもそのときには「あのときの自分は彼のことが大好きで大切だったんだろうな。」と思うだけだ。「あの時誰かが忠告してくれれば、こんなに時間を無駄にしなかったのに。」とか思いたくない。全部、この「好き」の責任は自分で負う。わたしが彼と結婚してもできなかったとしてもわたしの人生の責任は誰も負ってくれないから。

こうやって、今までの人生に折り合いをつけてこれからも生きていくのだろうと思いつつ、わたしは彼を諦めないし努力を続けたい。

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