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この世界でひとりぼっちになったような気持ちになりながら夜道を散歩していると、すこしさみしさに涙が溢れそうになって、でもそんな考えを否定してくれるかのように見上げた先にはお月さまが行く先を照らしてくれているように輝いていて、そんな様子に心をすこし引き戻されていると突然メッセージを知らせる音が鳴り響き「かえりだよ」と普段と変わらない絵文字付きで返事をしては、すこし歩みを進めた暗い夜道の先にはなぜか苦笑いの彼がいて「心配したよ」なんて呟く彼の髪もシャツも乱れていて、当たり前のように
圧迫感を感じてふと深夜に目を覚ましたとき、君のぬくもりと……毒薬のような君の甘い香りに鼻腔をくすぐられて一瞬わたしの心臓が止まったような感覚に襲われていると、すこし寝ぼけてる君にまたさらに圧迫されるように体を思いきり抱きしめられては、可愛くなにか「うにゃうにゃ……」と寝言を呟く君の言葉は当たり前にちゃんとは聞き取れなくて、そんな様子に「かわいいなあ」なんておもいながらも君に抱きしめられたままのわたしは息苦しさと戦っており、苦しくて苦しくて仕方ないのにこれが君の愛情の深さだとお
突然、想いが溢れそうになったときの受け止め方はわからないけれども、きっと……いや、かならず、嬉しいことがあれば同じように喜び、悲しいことがあれば落ち着くまで何時間でも一緒に悲しみ、挫けそうなことがあれば隣で支える準備は1年も前からすでにできているんだけれども、きっとそんな気持ちは伝わってるようで伝わってないとおもっていて、でもそんなちいさなことは正直どちらでもよくて、ただお互いがお互いらしくあれて、わたしは毎日想うけれど、たまに思い出してくれては「だからこそ、がんばれる!」そ