夏になると思い出す苦しいこと
真夏の灼熱に、少し耳障りな蝉の鳴き声。ベタつく肌。元気に走り回ってる子供たちに、朝からうるさいラジオ体操の音。冷房が効いた部屋で食べるアイスキャンディーに壊れかけの扇風機。向日葵。花火に近所の市民プールの匂いに少し汚い海の焼けそうに熱い砂浜。ちいさなお祭りの屋台にきれいな色のヨーヨーたち。
全て昔すきだったこと。
いつからだろう、そんなことも忘れてしまって何がすきだったのか…この15年はなにもなかったのかのように夏を過ごしていた気がする。
じゃあいまもすきなのかって聞か