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真夏を楽しむ みどり美術館'24

フリーナレーター・MCの江川みどりです。

XInstagramなどで #みどり美術館 として記録している、アート鑑賞備忘録を季節ごとにまとめています。

ぜひ、一緒にアートの旅に出かけましょう🌿


HENKYO/小森 紀綱「文化と文明」

小森さんは、宗教倫理などをモチーフとし、時には異なる宗教や様式をコラージュするように織り交ぜる絵画が特徴です。
https://henkyo.jp/artist/akitsuna-komori/
吸い込まれそうなほど深い黒と、通常同居することがないモチーフのアンバランスさが、見ていて飽きない鑑賞体験になりました。

LURF MUSEUM/KAZUSA MATSUYAMA 「THE FAR SOUND」

MATSUYAさんは、“Anonymous Portrait”シリーズを代表する抽象的な肖像作品を発表し、表情の歪みや抽象的な描写によって匿名性を含ませながらも、状況の“様子”を切り取り日常の表面的な喜怒哀楽だけではなく、本質に潜む美しさを追求するアーティストです。
https://www.mugallery-tokyo.com/artists/kazusa-matsuyama/
複数の絵をじっくり鑑賞しているととある共通の表現が見つかり、思わずギャラリーをもう一周してしまいました!主体はどんな感情なんだろう?と想像しながら鑑賞するのが楽しかったです。

LURF MUSEUM/unpis「CHAPTER 13」

unpisさんは、パッケージや書籍の装画をはじめとする多岐にわたる分野のイラストレーションを手がけており、日常の中にある何気ない物事をユニークなアートとして表現し、観る人に新たな発見を提供するアーティストです。
https://lurfmuseum.art/blogs/past-exhibitions/unpis
もちろん作品に文字は描かれていませんが、風刺のような作品や、メッセージを隠喩したような作品が、フラットな表現で描かれています。作風が大好きで、作品でいっぱいの空間に入れるだけで心が躍りました💃

The Conran Shop Daikanyama/高橋漠「みちくさ」

幼児は気になったものを隅々まで観察しながらゆっくり歩きます。
子供と一緒に道端の花や小石を探して並べたりする時間の中で、私は意味や答えを求めることなく、ただ思い巡らすことの心地よさを学びました。
その時、私は社会的な役割や現実から離れただ一人の人間としての自分を感じることができました。
効率が求められる日々で失われがちなこのような時間こそ大切だと思っています。
そして、私の周りの人に対しても、その人がその人らしくいられるための時間を尊重できるようにしたいと考えるようになりました。
この展示会の作品はこのような経験を通して、そういった時間や感覚を呼び起こすことを意図して制作したものです。

https://www.instagram.com/reel/C89UUhRSHJy/?igsh=MXBpYWgwNWU1bXR2YQ==

高橋漠さんのInstagramより

漠さんの感覚を作品にした作風が大好きで、今回の個展をとても楽しみにしていました。これまでの漠さんの表現から変化のある作品を鑑賞することができ、静かなエネルギーをたくさんいただきました。やさしい気持ちや、少し思い出すことに抵抗のある気持ちに触れながら展示を楽しみました。

鎌倉画廊/Takaya Towa 「Summer 2024」

高屋さんは、国内外の土地や植物、化粧原料などから自作した色材を用いて作品を制作しています。繊細な色のスペクトラムの探求と豊かな階調が織りなす独自の奥行きは、鑑賞者を日常から精神の空間へと誘います。
https://towatakaya.com/biography/

友人にお誘いいただき、在廊されていた高屋さんご本人のお話を伺いながら鑑賞させていただくという贅沢な体験をさせていただきました。高屋さんの作品は、水の音が聞こえてきたり、自分が滝や森の中にいるような体験をすることができます。お子さんの中には、思わず作品の中に走っていきそうになる子もいるそうです。

おまけ

母のレシピでコーヒーゼリーを作りました☕️
暑い夏にぴったりのゼリーで美味しかったです。


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