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いくつ人影見送っただろう
雨はときに
そのスクリーンに幻を見せる。
それは心模様が雨に反射しただけなのだけど。
雨音、湿度、そして無数に落ちていく雨粒が
傘の下を小さな映画館にする。
そして少しだけ、現実を
よりドラマティックに演出したりする。
新しい誰かのために
わたしなど 想い出さないで
声にさえもならなかった あのひと言を
季節は運んでく 時の彼方
雨の中、会えない誰かの姿を探した経験はありますか?
(ノートや手帳の端で構いません
ひとこと書き留めておきましょう)
雨のステイション
作詞:荒井由実
作曲:荒井由実
『COBALT HOUR』 1975/6/20
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