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世界中の音を消して

雪の降った朝は
目覚めた瞬間にすぐわかる。

パリッと冷たい空気。
キラキラと明るい光。
しんと静まり返った朝。

年齢を重ねるにつれ
雪の朝の大変さが身にしみるため
(家を出る前に雪かきしないと道がない、
いざ道に出ても大渋滞でバスが来ない、
諦めて歩き出すも足が冷たい…)
目覚めた瞬間「はあ…雪かぁ…」となるのだけど
子どもの頃は確信に満ちてカーテンを開け
一面真っ白な世界を見ると心が躍った。

東京にいると
一面の雪景色で目覚めるなんてことはなくて
ちょっぴり懐かしいな、なんて思っている。

そんな気がしてた 目覚めた瞬間
町を埋めつくす大雪 カーテンひけば
バスもレールウェイも今日は止まってる
でも二人は出てゆくのよ それぞれのドア

SUGAR TOWN はさよならの町

SUGAR TOWN はさよならの町
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
『DA・DI・DA』 1985/11/30



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