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FUJI ROCK FESTIVAL '22 楽しみなアクト

フジロックが近づいて来ました。3日間通しで行ってきます。
もう書いてる時点で三日前なので賞味期限がとんでもなく短い記事ですが、直前のテンションに任せて楽しみなアクトを書き散らかしました。

1日目

初日はテントの設営やらがありますので、初っ端はゆったりとGreenStageのBlack Pumasでフジロックらしい雰囲気を...
と思っていたら、出演キャンセルになってしまいました。残念ですが、この波が広がらないことを祈るばかり。
ので、この日の楽しみは夕方以降に集中気味。

まずはHiatus Kaiyote。前回2019年は、エモーショナルに歌うフロントのネイ・パームと、クールな演奏陣との対比が印象的でした。昨年リリースされた強力すぎる新作をどう料理してくるかが見どころです。
あとネイ・パーム、めちゃめちゃサービス精神ありますから、そういった意味でも楽しみです。前回んとき、ポケモン(プリン)の衣装着てましたからね。あれは笑った。というかザワついた笑

そしてVampire Weekend。最初に観たのは小さな代官山UNIT、次が昼間のGreenSgateだったので、ついにヘッドライナーを務めることに感慨を覚えます。ファーストの邦題なんて「吸血鬼大集合」でしたからね。あれ、つけた人後悔してないかな。
「Modern Vampires of the City」以降はシリアスな曲も増えましたが、本質的にはピースフルな世界観なので、ライブの楽しさは約束されてるはず。
あのエズラの変わらない素朴な雰囲気も良いですよね。

初日ラストはBonobo。エレクトロですが、モジュラーシンセやベース、ギターらによって有機的に変化させていくので、目で見ても楽しい点も好きです。この時間帯は、変化が緩やかなループものはちょっとシンドいというのもあります。たぶん、寝ちゃうと思う。
広がりがある豊かな音像が特徴なので、夜のWhiteStageを別世界に染め上げてくれるはず。素直に没入したい。

2日目

期間中、最もロックのダイナミズムを堪能できそうなのが、2日目のこのFoalsJack Whiteのライン。

デビュー作「アンチドーツ」の頃を思うと想像だにしなかったポジションにいるFoalsですが、不遇の2010年代を一線で生き抜いてきましたからね。
サウンドスケープはどんどん強大になり、最新作はいくらなんでも直球すぎるだろというポップ具合でしたが、とにかくレパートリーの充実さとロックバンドとしての力強さは随一なので、ノーガードで格好よろしさに打ちのめされたいです。


そしてヘッドライナーのJack White。この人は相変わらずセットリストが無いそうですが、過去のバンドの曲も構わず演奏するのが美味しい、おいしすぎる!
そりゃベタだけどいつ聴いてもアガる「Seven Nation Army」や、The Raconteursの「Steady, As She Goes」とか、大好きなんですよね、楽しみすぎる。

今年出たアルバムも一枚目はMuseみたいで個人的には必ずしも好きとも言い切れなかったんですが、ライブ映えという意味ではこの上ないですし、先日22日にリリースされた二枚目はツェッペリンのアコースティックナンバーを想起する、落ち着いたトラディショナルな趣で好みでした。
こういう現役感バリバリなアーティストがトリを務めるのは大賛成です。
数年前まではフジロック、ちょっと怪しかったですから。

あとはArlo Parks、昨年のデビュー作は最高に良かったですし、まだその1枚しかリリースが無いので、演奏楽曲がほぼすべて知ってる曲ってのもアツいです。安直ですがああいう場においては、やはり知ってる曲はテンションあがります。
抑制されたビートに乗っかるネオソウルで、一見クールな印象ですが、チャーミングなキャラクターも魅力です。

悩ましいかぶりが1つ。
GrapevineSnail Mail。いまスネイル・メイル追っかけてる人とバイン好きは結構被ってると思うんですが、これは痛いですねー。どちらも昨年にリリースしたアルバムが傑作でした。
貴重という意味ではスネイル・メイルですが、今のところグレイプバイン観る予定です。これまでLiveを観たことがないのと、昨年の「新しい果実」が長いキャリアにおいても屈指の出来というタイミングですので、実は今回有数の楽しみなアクトです。
「スロウ」生で聴きたいな。上手すぎる。
年々格好良くなるのはどういうわけか。

3日目

この日はたぶんスロースタート(ドラゴンドラとか乗りに行ってしまいそう)なので昼過ぎのJapanese Breakfastへ。
イマイチ日中のGreenStageが合わない気もしますが、甘めのインディー・ポップ枠って今回この人くらいなので、のんびり酔いしれたいところ。

そしてなんといっても一番楽しみなのはBlack Country, New Road
ボーカルのアイザックが脱退してしまい、どうなることかと思ったんですが、バンドは続行。しかもあれだけ評価された二枚のアルバムのレパートリーをすべて捨て、全部新しい曲でツアーやってますからね。意味がわからないです。

お客さんも一曲も知らない人がほとんどじゃないかな。レパートリー、公式リリースされてる音源ゼロなので。
YouTubeの公式チャンネルにすら上がっていない。まーじで凄い。というか、音源リリースしてくれ。
けど、これが最高に良いんですよ。二枚目の路線を継承していますが、メインボーカルが持ち回りになったことで、多彩かつちょっとキュートさも加わって魅力が上がってます。特にキーボードのメイ・カーショウの声が良いです。
このタイミングで見れるのが貴重。

↑の動画は非公式のやつですが、最近ずっと観てます。おすすめ。

Superoganismも非常に楽しみなアクトの一つ。オロノってなんかちょっと危ういMCとか多そうなイメージもありますが、ポップでカラフルな曲は脳みそ空っぽで楽めること間違いなし。

その後はTOM MISCHのギターテクを堪能したあと、3日目トリのHALSEYを観る予定。
19年のSIAはあまりピンと来なくてスルーしたんですが、ホールジーはルーツにロックを感じるので好感を持っています。ヘッドライナーだけに許される演出込みで、楽しみにしています。

最後はWhiteStageへ移動し、Mura Masaでシメ。
この人、ライブは多分エレクトロよりだと思うんですが、2ndアルバムはギターロックみがあったのでイマイチどんなステージになるか読めないんですよね。ライブでやるには1stの路線のほうが盛り上がると思います。

余力があれば、そのあとのトミー富岡で笑って終わるのも良いかなと。体力が続けば...。

以上です。
3年ぶりの苗場ですので、心から楽しみたいと思います。

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