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「食べて、祈って、恋をして」からの学び

前回の記事で自分と向き合う旅に出るまでの経緯を書いたが
何から手を付ければいいか分からなかったので
最初は「自己肯定感を高める」というキーワードで
Google検索をかけた。

10ページくらいまでに表示された
比較的真面目そうなウェブサイトをランダムに見ていく中で
自己肯定感を高める高める書籍を紹介しているサイトがあり
(確か女性向けだったと思う)
その中の一つが「食べて、祈って、恋をして」だった。

私はこの本を軽い恋愛小説だと勘違いしていたし
主人公より私の方が賢いだなんて傲慢に思ったりしていたのだけれど
実際はほぼほぼ実体験のエッセイに近い作品で
しかも主人公は私より遥かに勇敢で賢い女性だということが
読み始めて数ページでつかめた。

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彼女は泥沼離婚のさなか
付き合っていた彼氏とも別れ話が持ち上がっていて
絶望の淵に追いやられ
全てを断ってイタリア、インド、インドネシアを1年で周る旅に出るわけなのだけれど
私が何よりも感動したのは
旅先で出会う人たちや彼女自身が
彼女にかける金言の数々だ。

それは孤独と自立で悩んでいる今の私にもぴたりと当てはまる言葉で
じわじわと私の胸を浸して
お風呂場でベッドの中で
泣きながら読んでいた。

孤独でいなさい、リズ。孤独を詳しく調べて、孤独の地図を描きなさい。そして孤独と親しむの。人生で一度くらいは、人として大切なこの経験を喜んで受け入れなさい。もう二度と、他人の肉体や感情を自分の満たされない思いの爪研ぎ柱として用いるようなことはしないで……。

この言葉を読んで私は
誰しも孤独や自分と向き合う時間を持つべきなのだと
私がやろうとしていることは間違いではなく
むしろ自分を変える大きなチャンスなのだと思うことができた。
そして自分が「孤独」に怯え
自分の自信のなさに怯えていること
そういう状態に気付けたことがある意味幸運なことなのだとも思うことができた。

なあ、たらふく(これは主人公のニックネーム)。あんたは自分の考えを選ぶってことを学んだほうが良さそうだな。なに、そんなのは毎日の服を選ぶようなものさ。これは自分で開発できる能力なんだ。自分の人生を自分でどうにかしたいのなら、心に働きかけろ。それ以外に方法はない。それ以外のことはどうでもいいんだ。自分の考えを自分で仕切れるようにならなきゃ。あんたはいつまでたっても、どつぼにはまったまんまだ。

そして彼女の友達が投げかけたこの言葉は
まるで自分に言われているかのようだった。
「自分の考えを自分で仕切る」
正直この言葉を100%理解できているとは思っていないのだけれど
今の私は「どう捉えたいかは自分の心が決めるべき」という意味だと思っている。


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