見出し画像

お金に困らない生活を選ばなかったのは私。

私と夫君はマッチングアプリで出会いました。

その前。マッチングする前。私には連絡を取り合ったり、何度か会う相手がいました。年上で会社員、年収かなり良し、外見は私が気にしない程度。

まだ自粛ムード真っ盛りだったのに、ジムに通う人でした。今なら何とも思いませんが、当時は心配でした。

会うのは私が通院終わりのお昼ご飯の時間だけ。行くのは決まってモスバーガー。彼の社用車に乗って行きました。そこで仕事の話を聞いたり、何気ない話をしたり。

当時、私にはインナーチャイルドのような、擬似人格のような存在が3人いました。それになってしまうと、その口調でしか話せなくなりました。

彼と話す時も、私を混ぜた4人がその時々で話していました。アームカットも毎日のようにしていました。彼はそんな私を心配しつつも、受け入れてくれていました。

彼と暮らすことも考えました。当時から実家は嫌だったし、もっと一緒にいたかった。もっとプライベートで会いたいと思いました。

でもそれはありませんでした。彼の休日は趣味か睡眠か休日出勤で消えていました。私の寂しさは埋まりませんでした。

朝は早朝出勤、夜は食事会かジム。ジムに行かなくても眠っていました。私は午前の独りの時間、寂しさを埋めるように、数時間何かを食べ続けていました。数ヶ月で20kg太りました。

寂しい気持ちや自粛ムード漂うなか外出することへの心配をぶつけたこともあります。でも届きませんでした。彼の生活は何も変わりませんでした。

彼と暮らしたら、今みたいにお金に困ることはなかったでしょう。その代わり、私の笑顔も今みたいな健康状態もなかったでしょう。

私は彼と連絡を取るのを止めました。その時もまだ夫君と知り合っていなかったけど、このままではいけないと思いました。

結果として、夫君と結婚して後悔していません。お金には困っています。夫君に何も不満がない訳でもありません。でも感謝しています。

私の知らない世界をたくさん教えてくれて、体調をとても良くしてくれました。20kg増えた体重は14kg減りました。

アームカットは夫君と知り合う前に止めました。時々切りたくなるけど「切ったら離婚」と言われているので切っていません。

前の彼とだったら子供を産みたいとは思わなかったと思います。夫君だから不妊治療をしてでも強く欲しいと思います。

父親には「いつもツラい道を選ぶ」と言われます。結果として事実になっていますが、私はそれでも夫君と歩きます。

スキと思った方、サポートをお願いいたします。活動を続けるため、生活のため、通院費などに使用させてください。