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ナラタージュ

久しぶりの投稿で少し緊張感もあるけど
1ヶ月に1冊 本の感想は残しておきたい。

演劇部の顧問であった先生の事を好きになってしまった主人公は、その気持ちを曖昧なままにして高校を卒業します。
無かったことにしたいけれどそんな簡単に失くせない思いと共に過ごしていたある日、先生から1本の連絡がありました。
「文化祭の演劇に参加してくれないか」と。
今更と思う反面、また会える期待を抱きながら
主人公は再び先生との関わりを持ちました。

演劇には主人公の同級生や同級生の大学の友達なども参加して作品を作り上げ文化祭は大成功に終わりました。
もう演劇は終わったのだから先生と関わることもない。無駄な心配事が消えてよかったとそう思う他、彼女には何も出来無かったのだと思います。
しかし主人公の思いは膨らむ一方、一緒に演劇をした1人の男性と交際を始めます。
確かに付き合う事は楽しくて、暖かくて
安心した。先生より彼の事が好きだと思う時はあったはず。あったはずなんです。
それでも、どうしても離れなかった。
不可抗力と言い訳をしたい程にやるせない思いは彼を失望させてしまった。

そして先生にもまた彼女にしか言えない冷たい過去があった。たった一つのそれで、彼女を諦めさせるには十分なものでした。

それでも
どうしようもなく 彼が好きなんです。

𓂃◌𓈒𓐍


映画のラストと小説のラストは全然違っていて
程よい切なさは映画の方でした。何よりキャストの表情なども含まれるので、良い意味で切なさが緩和してたのかもしれません。
映画はお別れのシーンまでですが、小説はその先も続きがあるのです。
そのラストを読んだか読んでないのかで大きく変わってくるかと思います。
私の学級の副担任に、ものすごく勧めたんですけど、同じ教師という立場からすると危ない人にしか思えんその先生、となんとも鋭い意見を頂きました。
私は ロマンが大事なの!と子供染みた返事をしましたけど、そんなこと言ってられるのも本当に子供の内だけですよね笑笑
小説の話と現実がぶつかる感じ、私は結構好きなんですがね。

バスの中でかいていたのですが
車酔いしてしまって、投稿するのが遅くなってしまいました。
2024.1.30

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