生保営業、入社して研修がなかった件

こんにちは。
今日も生保営業の入社前と入社後のギャップについて書いていきます。


今回は中途採用で感じたギャップなので、新卒の方は当てはまらないかもしれません。ですが、わたしは新卒の方もいる部署とも交流があったので噂は聞いていますが大した研修は受けてませんでした。


タイトル通りですが、生保営業として入社して研修があったかなかったかというとなかったです。


でもそれを承知の上で入社したわけではありません。
そもそも営業が未経験だったので、名刺の渡し方もぼんやりとしか知りませんでしたし、上座下座のマナーだったりも複雑になるとわからないくらいでした。

なので、わたしは”研修制度が整っている会社”ということも条件として転職しました。


研修とは名ばかりなものでした。
求人票に書いてあることや入社前の会社説明会では下記のように聞いていました。

「先輩の活動を見て学ぶことができます」
「1年かけて研修するので、自信を持って営業活動ができます」
「最初は先輩といっしょに二人一組で営業を進められます!」
「営業からオフィスに帰ってくると先輩が待っているのでいつでも疑問が解消できる環境です」


実際には、かけ離れた環境でした。
研修がゼロだったわけではなく、営業スタイルに関しての研修や学習機会がゼロに近いものだったという感じです。

生命保険の販売には資格が必要です。試験を受けて合格する必要があります。この試験に関する研修や勉強時間はありました。テキストをもらい、模擬試験を受けたりなど充実していたと思います。
ただこれは難しい試験というわけではなく、個人差はあると思いますが5〜10時間ぐらい勉強すれば誰でも合格できる内容です。
それ同時進行で、職域営業とはどんなものかを映像で見たりテキストで読んだりするような研修が行われていました。


研修期間が終わり試験に合格したあとは、もうほとんど一人で外に出るようなもんでした。もちろんわたしだけではなく何人もいる同期もです。


「ここがあなたの職域になるから、場所調べてこの時間に行って挨拶してきてね」と言われ、一人で挨拶に行きその場で、何時にどのスペースで活動していいのか企業の方に確認をとって、その日以降毎日一人で通ってました。
(たまに同行と言って上司がついてくる)

中途採用だったのでこのような対応だったのかもしれませんが、新卒とはこの最初の挨拶に先輩が一人ついてくるぐらいの差だと思います。


3年間ほとんど平日は毎日職域に行ってましたが、いまだになにがベターな行動だったのかわかりません。
同行してくれる先輩によって取る行動は違うし、それのせいで従業員の方に注意されたり、後日「あの人連れてこないで」と言われたこともあります。

そしてその同行の振り返りといえば、たまたまアンケートが取れる日であれば「そんな感じでいいんだよ」で、アンケートが取れない日であれば「もっと積極的にいこう」などという聞かんでもええようなアドバイスを受けるだけでしたね。


そして経験の長い先輩の活動を見ることができる機会はありませんでした。


商品説明のロープレはもういらないってほどやりましたが、そもそも商品の話を聞いてくれるお客様作りの方法を知る機会がなかったので本当に辛かったです。

商品のロープレなんて、チャリが乗れる大人に補助輪つけて練習させてるみたいなものですからね・・・


今となっては生保営業は個人プレイなので、きっと後輩に教える時間を作ることは自分の時間を削ることなのでやりたくなかったんだろうなと思います。


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いろいろ書いてきましたが、この3年間を例えると「土地とタネは与えられたが、タネの種類もわからず農具もない状態で収穫をあげろ」というミッションを与えられ続けた。という感じです。


自分でもよく耐えたほうだと思います。
入社前に聞いてた話では「耕された農地にタネとふさわしい農具を与えるので頑張って」だったので。



次回は、生保営業をやっててムカついた業務ベスト5にします。


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わたしの日記は生命保険は悪と言っているわけではありません。志を持っている募集人も多くいらっしゃいます。ですが、「大量採用・大量脱落」という問題を抱えている生保各社に改善してほしいと思っています。業界がこの問題を抱えていることは事実です。





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