5月10日 サマーレインダイバー

昨日の夜、好きなアーティスト、King GnuがYouTubeでライブをやるということで1時間ちょっとの間、ライブ観賞をした。今一番チケットが取れないアーティストのKing Gnu。見れてラッキー。

初めて見たライブだったからかも知れないけど、世界感から抜け出せず、フワフワした感じで1日を過ごした。何かしたいんだけど、本腰を入れるにはちょっと覚悟が要る感じ。

最近読んだ本に『休むほどじゃないけど、いまいちやる気が出ない時は「休む」と「動く」の間の「整える」が効果的』とあったので、実践してみようと思い立ったのが午後1時。

「整える」ためには、とことん自分の好きなものを周りにおいて、好きなことをするのが一番だそう。アッサムティーを入れて、大好きな手触りと匂いの毛布にくるまってKing Gnuの曲を聞いた。

ライブの最後に「サマーレイン・ダイバー」を歌うのがKing Gnuの十八番らしい。サマーレイン・ダイバーって素敵なタイトルだよね。

詳しいことは分からないけれど、歌詞を見てみると失恋の曲みたい。失恋の曲なんだけど、夕陽のようにあったかくて、優しくて、すっごく綺麗なメロディーで、悲しくないの。愛にあふれた恋愛だったんだろうなぁ。


旅行に行く時、行きたいところや見たいところは最初のスケジュールに入れて、最終日は「もう1回行きたいところ」や「旅先で気になったところ」に行こうとフリーにすることが多いんだけど、いつも事前に立てたスケジュールで満足しちゃって、最終日「何しようかな?」ってなることが多いんだよね。

見知らぬ土地でボーッとするのって、観光客と地元民の間みたいで贅沢な時間の使い方だなって最近思うようになったのはつい最近の話。

普段住んでいる街から見る太陽と同じはずの太陽だけど、どこか違うような気もする太陽を眺めながら「あぁ、帰ったらあれしないと」とか「やっぱりどこにいても私は私だな」なんて考えたりしながらボーッとする。このボーッとする時間を過ごすために私は旅に出ているのかも知れない。

サマーレイン・ダイバーはそんな旅先でボーッとする時間を彷彿させるような曲だった。夢と現実のグラデーションを綺麗に彩ってくれる感じ。夢と現実のグラデーションって表現、失恋をして、恋人がいない新しい世界の生活にゆっくりゆっくり進んでいく感じにもぴったりだね。

そんなことを思いながらKing Gnuを聴いて毛布にくるまってゆっくり流れる雲を見ていたら「整った」らしく、その後元気に活動しましたとさ。『休むほどじゃないけど、いまいちやる気が出ない時は「休む」と「動く」の間の「整える」が効果的』なんですって。皆さんもぜひ。



うちの金魚に美味しいエサを食べさせたいと思います。