多様性とは何か?を虫たちの生活から知れる映画
ディズニーシアターでバグズ・ライフを観ました。20年近く前の作品なんですけど、ふるさを感じさせないおもしろさがあります。さすがピクサーって感じで、最初から最後まで楽しめました。
ピクサー作品は一貫して、元気がもらえる作品ばかりですね。
あらすじ
主人公は、働きアリのフリック。ただの単純労働者ではなく、「アリも頭脳労働するべきでは?」と試行錯誤してる変わったアリ。そんなフリックが所属するアリグループは、天敵のバッタに脅されています。彼らのために働いて、貢ぎ物(食料)を渡さなければいけません。
しかしここで事件が起きます。貢ぎ物をバッタへ渡す前日に、フリックが貢ぎ物をすべて川へ落としてしまったのです。他のアリたちはカンカンになり、フリックの処分について考え始めます。
そこで決まった司令が、バッタたちを倒せるだけの仲間を外の世界から連れてくることです。実際はフリックを追い出すのが目的。しかしこの司令を機に、フリックの冒険がスタートしていきます。
小さな種が大きな木になる
フリックはアリ仲間から変わったやつだと思われており、変人扱いされています。変人だけあって周りの声を無視して好奇心を発揮してがんばっていました。しかし変人フリックでも、心が折れそうな場面が何度か登場します。
そんなフリックを後押ししたのが、仲良くしていた幼女からのメッセージです。
小さな岩を渡されて、「これを種だと思って。こんな小さい種が大きな木になるんだよ」と励まされるのです。
実はこのメタファー、フリック自身が幼女を元気づけるときに話していた内容なのです。手のひらに乗るような小さな種でも、自然の恵みさえあれば大きな幹を持つ立派な木になれるんだよ、とフリックが幼女に伝え、その後、幼女がフリックに伝えたのです。
このメタファーはたいへん優秀です。新しい行動が怖いとき、勇気を出したいが動けないとき、成長への希望にフォーカスできるからです。だれだって最初は小さい存在で、だけど段々と大きくなっていけるのだと、フリックの成長を後押ししたキーポイントだと思います。
まとめ
10年ぶり位にバグズ・ライフみましたけど、やっぱりピクサーは面白いですね。想像力が掻き立てられるというか、擬人化系のストーリーを観てるだけでアイデアが浮かびやすくなります。
発想の転換で、ここまでおもしろくできるんだなと。
ピクサー作品は、どれも元気が出る作品なんで何回見ても楽しめるなーって思います。お時間あればぜひ〜。
読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。