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手っ取り早く幸せになるならあの勘違いを防げばOK?

なんて思わせてくれる本、「幸せのメカニズム」を読みました。
幸福になるためには何を考えればいいの?に対して、

1.幸福になるための前提知識
2.よくある幸福の間違い
3.妥当な幸福へのアクション
4.基本を学び応用するには

この4つを順に教えてくれる良書で、「幸せになるにはこのメカニズムへの理解が何より大事!」と教えてくれてます。

幸福を阻害するあのやばい思い込み

「幸せのメカニズム」を読んで最も興味を惹かれたのは、「1.幸福になるための前提知識」で語られる「フォーカシング・イリュージョン」です。

この考え方をざっくり説明すると、「目的に対して効果のない行動を過大評価しすぎ!」をかっこよく言い換えた感じ。人生のあらゆる場面に、このフォーカシング・イリュージョンは隠れているんだとか。

たとえば、「お金を稼げれば幸せになれる!」が良い例でしょう。一定の所得を超えると幸福度が横ばいになるのは有名な話ですよね。年収は青天井なので、可能な限り増やそうとがんばる人もいます。ただ幸福には天井があるので、年収アップで上がる幸福には行き止まりがある。

このジレンマが「フォーカシング・イリュージョン」。

違う例で説明すると、5キロ痩せると決意した女性が、良かれと思ってビッグバーガーを貪ったあとに「これで目標に近づいたぞ!」とガッツポーズする、みたいなイメージです。メカニズムを理解していれば、太る方向へ進んでいるとわかりますよね。

幸福のメカニズムを踏まえた主観と客観が大事

とは言いつつも、個人的にも思い当たる節があります。一人が好きで家にいるのが楽しくても、自分が幸せだと感じる場面を思い出したら、誰かと喜びを分かち合えたときだったりします。

要は、自分が好きであり幸せ(価値)につながっていると思っている行動は、案外幸せには直結してなくて、重要度が低いと思っているアクションに幸せが隠れてたりする。このギャップに悶々としちゃう人が多いよねと。

さっきの例で考えると、5キロ痩せると決意した女性も、ビッグバーガー食べたあとに体重計乗ったら1キロ太ってるかもしれないわけです。痩せると思ってたのにぶったまげますよね。

もちろん目的に合わせた行動が大事なんで、家でゴロゴロしたりマックでバク食いしたりはOKなアクションです。ただ不幸になりたい人は少ないでしょうから、メカニズムを知りつつアクションを考えるほうが懸命です。

メカニズムを知りつつアクションする

フォーカシング・イリュージョンが万栄しているのは、幸せのメカニズムを知らないからだと本書では説明されています。

幸せになるのはダイエットを成功させるのに似ており、痩せるには痩せるためのメカニズムを理解するステップが欠かせません。
同じように、幸せにもメカニズムが大事なんだよと。

ただほとんどの人は、幸福のメカニズムを知ろうとしない。そもそも幸福にメカニズムがあると考える人が少ないのでしょう。たしかに「幸福になりたいです!」とか言う人、めちゃ怪しいですからねぇ。

まあでも、ビッグバーガーを食べて落ち込まないためにも、自分なりの幸福をデザインしたいのであればメカニズムの理解は必須だと思われます。

まとめ

メカニズムを知り、具体的なアクションを考えるのはとても楽しい作業です。幸福になりたい!と強く願わなくても、幸福ってどんな構造になってるの?と興味があるのであれば、ぜひ一読してみてください。


ぼくはこれを機会に、新しい出会いへのアクションを増やしていこうかと思っております。幸福度バク上げ要因らしいので…

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読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。