てっとり早く合理的な片付けの体系的知識が知りたいときに読むべき本
「資料が多すぎて何がなんだか…」と頭を抱える社会人は多いですよね。ぼくも以前は大量にある資料をさばききれずにテンパっていました。頭の中がぐちゃぐちゃで、「誰か整理整頓してくれ!」と。
ただそうは言っても、何百人の上に立つ企業のマネージャーは、ぼくの比じゃない量の資料に触れているはずです。しかし優秀な彼らは資料整理にテンパっているとは思えませんでした。
そこでその理由を探すべく片付けや整理整頓の本を読み漁っていたところ、「トヨタの片付け」に出会いました。本書は、頭の中を整理したい欲が強い人の味方であり、良い参考書になってくれます。
片付けのコストを減らし生産性を上げる
「トヨタの片付け」を一言で説明するのであれば、「片付けのコストを限りなくゼロにしよう!」に尽きると考えています。本書には、片付けを疎かにしていると生み出されるムダについて、これでもかと丁寧に説明されていました。
「今までこんなムダをしていたなんて…」と落ち込める良書であります。笑
つまり「片付けが仕事の成果に直結する」を色んな角度から理解でき、最終的に大事なのは、何度も片付けをしないための片付けが必要だとわかるのです。
チリも積もればムダとなる
片付けが上手い下手だけで仕事の成果を測るのは難しいでしょう。色んな変数があるので、仕事の良し悪しを1つの基準だけで測るのはビミョーです。ただし仕事の成果を出すには「ムダを減らす必要がある」と問題意識を持っているのであれば、「トヨタの片付け」は仕事の成果を上げる役割を担ってくれます。
1つ例を挙げます。
本屋さんに行って文房具を探しに来たとしましょう。文房具コーナーへ足を運んだところ、ボールペンや消しゴムが乱雑に置かれていました。自分にはほしい文房具があって足を運んでいるのに、いつまで経ってもその商品が見つかりません。そして最終的に定員さんへ聞きに行きました。
文房具が乱雑に置かれていたら、探す時間がムダですよね。それに探すための意思力を使うのもムダです。言い換えるとストレスですね。そして本屋側で言えば、乱雑に置いていることで本来使えるはずのスペースをムダにしています。
次に使うことを想定して置く
先ほど例に出した本屋は、どのように商品を置けばよかったのでしょうか?その最適解が、片付けのコツにつながっていきます。
本屋の文房具コーナーへいくと、誰もが文房具に触れられますよね。しかも何がどこにあるかもわかりやすい。しかし疑問なのが、試し書きされたペンが乱雑に置かれていないのです。本来であれば色んな人が手にとっているわけで、ぐちゃぐちゃに置かれていてもおかしくありません。
つまり本屋の文房具には、「誰が見ても置かれている場所がわかり、かつ使ったあとも元に戻しやすい仕組み」が用意されているのです。
もう少し具体的に説明すると、3定が明確になっています。
1.定位置
2.定品
3.定量
どこに、なにを、どれくらい?ですね。これがわかっているので、乱雑に置く人は少ないですし、誰が見てもキレイを保てるのです。
このようなTipsが紹介されているのが「トヨタの片付け」でして、とても参考になります。
コストが減る体験を実際に行う
片付けというのは、やってみなければ効果を実感できません。ですからまずは自宅の物置コーナーの3定を決めてみましょう。小さい文房具コーナーでもOKです。
乱雑に置かれているスペースを上手に使えないか考えるのです。そして実践した後に、快適度がどの程度上がったのか分析してみましょう。今まで使っていたムダな数秒がなくなり、ストレスフリーになるはずです。
ただしここで1つ問題なのが、片付けるモノの必要性です。捨てるべきか残すべきか悩むところですよね。
この判断についても、「トヨタの片付け」では最適解を教えてくれています。この続きは、ぜひ本書を読んでみてください!
まとめ
「トヨタの片付け」を読んでから、自宅の部屋もキレイになりましたし、デスクまわりもスッキリしました。片付けを1度学んでおくと、後々の人生がとてもラクになりますね。
最小の時間で最大の成果を出したいのであれば、片付けの技術は必須です。
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読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。