賢く振り返りを行うためのお手軽フレーム
「これだけ!KPT」なんて本を読みました。KPTとは、いいところ、わるいところ、カイゼンできるところを洗い出して起こしたアクションを確実に前進させるカイゼンフレームワークです。
このフレームワークはシンプルでかつ強力なのでやり方をご紹介しておきます。
KPTの超簡単な使い方
KPTとは、振り返りを行う場合に便利なフレームワークです。使い方は超簡単。
1.いいところ(keep)
2.わるいところ(problem)
3.カイゼンできるところ(try)
この順番で1つずつ考えていくだけ。要するに、良かった点の確認をしたら問題を洗い出して原因を導き出し、その原因を改善する策を考えて、あとは実行するのです。
個人で頭の中だけでも使えますし、チームでホワイトボードで展開しても使える便利さが強みです。しかもシンプルなので誰でも気軽に使用できます。
KPTが便利な理由
それは振り返りに必要な要素を最低限含んでいるからです。いいところ、わるいところ、カイゼンできるところを1つずつこの順番で考えることで、誰もが同じ目線で振り返りができます。人数が増えれば増えるほど、同じ目線での振り返りは難易度があがります。
たとえば、振り返りという名の会議をするにしても、議題を決めずに行うケースも多々あるでしょう。ぼくも前職ではそのような時間が多く、非生産的だと感じていました。そんなときKPTについて知り、すぐに導入してみたところチームワーク力がすこぶる上がったのです。
というのもシンプルで必要最低限の要素しか含まれていないので、だれもが気軽に意見を言いやすくなるんですよね。それに3つの順番で話し合うとわかっているので、年齢関係なく問題点などを発言しやすい。問題点を上げるとその内容に関わらず「解決策も同時にね!」みたいに話の腰を折る人いるじゃないですか。そういうのが消えます。
まとめ
KPTはシンプルながら強力な振り返りフレームワークです。オリジナルな振り返り方をするのもいいですが、便利なフォーマットがあるなら早めに知っておくのが得策です。
ぜひ覚えておいてください。明日から活用できるはずです。
読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。