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もし知的思考力を高めたいならこの本をおすすめしたい

why思考やアナロジー思考が大事なのは言うまでもないんですけど、なぜ大事なのか?そしてどう鍛えればいいかを知らない人は多いでしょう。そんな人にぴったりな1冊が、「メタ思考トレーニング」です。

本書は、なぜ?と考える意味や理由、類推するための具体的なプロセスを解説しています。タイトル通り問題集型式にもなっているので、思考力を上げたい人にはピッタリな1冊でしょう。

Whyを使う理由がわかる

たとえば、「whyを5回繰り返せ」という言葉は有名で、トヨタで口酸っぱく言われているそうです。思考が深まり、問題が解決しやすくなるからです。ただここで疑問なのが、なぜ5回繰り返すのでしょうか。そして5回繰り返すのが、なぜwhyなのでしょうか。

whatやwhenを5回繰り返すのではなく、なぜwhyなのか。

このような疑問にわかりやすいテキストと図解で解説しているのが「メタ思考トレーニング」です。なんとなく使っていたwhy思考の重要な意味が言語化されており、why思考を使う目的別に分けた使い方も丁寧に説明されています。

要するに、どんなときに、なぜwhyを使い、どのようにつかうのかをわかりやすく解説してくれている1冊なのです。

初めて読んだときは、もっと早く読みたかったと後悔しました。ここまでわかりやすく言語化できる人がいるのだなと。

アナロジーを使う理由がわかる

本書のタイトルである「メタ思考トレーニング」のメタ思考とは、要するに抽象度を上げて考えるという意味です。具体的な方法に落とし込むのではなく、抽象的に考えます。

なぜそのような思考が大事なのかは本書の解説に譲りますが、このメタ思考ができると問題解決力や発想力が飛躍的に高まるのはまちがいありません。

その最たる例が、アナロジー思考です。アナロジーとは言いかえると類推。「たとえば〜、バナナは〇〇と味が似ている」のような比喩を使った說明を行えば、バナナを食べた経験がない人でも、直感的な理解がしやすくなるでしょう。

要するに、似ているものから共通点だけを抜き取って推論する技術、それがアナロジー思考です。

仕事でもプライベートでも使えるメタ思考

ざっくり言ってしまえば、whyやアナロジーを使う理由は、メタ思考を行いやすくするためです。全体を把握し、問題をあらゆる角度から観察すること。ただ見るのではなく、注意深く観察するのです。

そうすることでただ見るだけでは気づけなかった問題が解決できたり、思わぬ発想が生まれたりします。そしてこの思考は、プライベートでも仕事でも必ず役に立ちます。なぜなら、メタに考えるとは自分を客観視し選択肢を広げる上で必須の考え方だからです。

迷路を上から眺められたらクリアがカンタンになるように、メタ思考を身につけると問題解決の難易度をグッと下げることができるのです。

メタ思考トレーニング」は、そういう思考法を身につけるためのトレーニング問題集が集まっています。ですから日々の思考を行う上で、なぜを考える習慣がなく、アナロジーに考えるのが苦手なのであれば最適な参考書になるはずです。

知的思考のトレーニングにはもってこいの1冊なので、ぜひ読んでみてください。

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読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。