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中国成長株はバーゲンのチャンスか?

他人が貪欲なときは恐れ、他人が恐れているときは貪欲になれ。
ちなみにバフェットは地政学リスクを理由にTSMC( $TSM )を手放しているので中国株を推しているわけではありませんので悪しからず。

最近の中国株売りにより、世界第2位の経済大国である中国のグロース株のバリュエーションはここ数年見られなかった水準まで上昇しており、逆張り投資家にとっては魅力的なエントリー・ポイントになる可能性がある。

チャートが示すように、MSCI中国成長株指数の先渡株価収益率(PER)は、米国株と比較して急落している。 中国の成長株は現在、予想収益に基づき、米国の成長株と比較して50%以上の大幅なディスカウントで取引されている。 [1]

バリュエーションは2018年の最低水準に近い


MSCIチャイナグロースのフォワードPERは約15倍まで低下し、中国株が最後にこのような低バリュエーションで取引された2018年後半の低水準に近づいている。 Bloombergのデータによると、MSCIチャイナ・インデックスの将来利益に対する株価は現在11.7倍である。

興味深いことに、2018年に中国株と米国成長株のバリュエーションギャップがこのレベルまで拡大した前回は、比較的割安なバリュエーションを利用しようと投資家が殺到し、その後数カ月にわたって中国株が急騰した。

バフェットの逆張りの知恵


現在の状況は、ウォーレン・バフェットが唱えた有名な投資哲学、"他人が貪欲なときは恐れ、他人が恐れているときは貪欲になれ "を反映しているようだ。 経済成長への懸念や規制当局の取り締まりを背景に、中国に対する投資家のセンチメントが明らかにネガティブになる中、大幅に割安なバリュエーションは、質の高い成長企業を "セール "で購入する好機となる可能性がある。

もちろん、割安なバリュエーションだけで将来のリターンが保証されるわけではない。 投資家は、中国企業やより広範な経済が直面するファンダメンタルズと潜在的リスクを注意深く評価する必要がある。 しかし、純粋なバリュエーションの観点から見ると、中国の成長株は現在、歴史的にみてオポチュニスティックな投資家にとって魅力的な長期的エントリーポイントの水準で取引されている。

一般的な悲観論に逆らう気概のある人にとっては、中国の成長株を買うという逆張りトレードは、市場のセンチメントが反転すれば大きな利益をもたらすかもしれない。 バフェットが示しているように、他人が恐れているときに貪欲になる信念を持つことは、投資においてしばしば報われる。

逆張り・エントリーポイント

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