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想像しながら描くということ

こんばんは
イラストレーターの森田ぽもです。

絵の描き方(手順や段取りの話)って人それぞれだとは思うんですが…ふと高校生の時にTwitterである絵師さんに言われたことを思い出しました。

それはわたしの『絵を描いてる時ってわくわくしますよね』というツイートに対してのリプで

『絵は描く前にもう頭の中に完成形ができあがっていて、あとはそれをどう正確に描けるかだけだ』

とコメントいただいたもの。

その時にうまい人ってすごいんだな~と思ったと同時に
なんだか寂しいというか…勿体無い気持ちになったのを覚えています。

わたしは手と想像が並行で走るタイプの人間で、もちろん描く前に中心としたいモチーフはメモで整理して、それをもとに構図と当たり線を描いて(お仕事絵の時はちゃんとしっかりラフも起こしますが)…

そこからはもう描きながら
『あれをここに追加しよう』とか
『あ、表情はこっちの方がいいかも』とか
『影を印象的に落としたいから昼から夕方に変えよう』とか
描きながらいろいろ想像を膨らませて描くんです。

これはdrawingですがこんな感じで当たりはテキトーだし、あっちを描いたりこっちを描いたり笑

もちろん本来的には効率がいい手順じゃないし
頭と手の両方がフル回転することで消費するエネルギーも大きいんですが
この遊び心のある描き方がわたしの描き方で、だから描いている途中もワクワクしながら、ドキドキしながら描いています。

結果だけを楽しむなんて勿体無い。
過程も含めて楽しむと絵の楽しさは何倍にも膨らむ気がしている今日この頃です。

余談ですが…
わたしの筆が爆速なのはこの描き方を実現するための必然なのかもしれないと最近思ったり…

またね。

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