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【全員向け】慶応義塾がとにかく金にがめつい理由

いつもお世話になっております。

慶應義塾って、お金にがめつい印象がありますよね。

「慶應義塾幼稚舎に受かるにはいくら寄付金を出せばいいんだろう?清原は〇億円だしたってきいたけど」「白鳳は〇億円らしいよ」などのうわさが絶えません。

慶應義塾横浜初等部の学費も高いですよね。慶應義塾横浜初等部の学費は、2023年度で初年度納付金合計が1,890,000円です。

詳しく調べた訳ではありませんが、私立小学校の中でもトップ5に入る学費の高さではないでしょうか。

ただ、慶應義塾が金にやたら執着するのは、理由があります。当塾は創設以来メチャクチャ金に困っていて、福澤は「人に頭を下げて金を借りるくらいなら、塾を廃止しよう」と当時の慶応義塾塾長の浜野定四郎に述べていたくらいなのです。

要は、この学校が金にこだわるのは伝統というかお家芸というか、そんな感じです。ですから、お金のないご家庭が間違って入学するとキツイと思います。

福澤から塾長の浜野定四郎に宛てた書簡にはこのように書かれています。

『・・・(金がないことに福澤愚痴りまくり)・・・小生の死後ならば格別も生前に膝を屈して他人に金の無心は出来不申。 幸にして生来人に屈したることなきこの膝を、この度に限り金の為に屈する事は出来不申(熱いぜ福澤、金の無心をするくらいなら死んだ方がマシだ、俺は金のために人に頭を下げたことはない、と明言。というか、この少し前に大隈重信宛に「援助金出してくれやー」と頼んでいるから、これも嘘なんだけどなあ。ぼけてんのかな・・・)。唯今節を屈して人に四、五万円の金を貰うは、塾の所有を売却して四、五万円金を人に配分するの愉快に若かず。甚だ易き策なり。その辺に万々御如才はなき事と存候得共、 尚為類数に御勘考下、集会諸君へも微意の通する様奉願候。尚い才は拝眉万可申上候。早々頓首。
十月廿四日
           浜野定四郎様
                             福澤諭吉』

というわけで、慶應義塾がとにかく金にこだわるのは、かつて廃塾の危機を味わったトラウマによるものです。

めでたくご入学されたみなさまは、このトラウマに今でも取りつかれた学校に多額の寄付金を納めてあげてください。まあ、福澤は明治政府の連中と仲が悪かったから、お金が回ってこないよね。特に、長州出身の井上馨と伊藤博文との関係は最悪。

福澤はのんきに長州と真っ向から対立する江戸幕府の咸臨丸でアメリカに行ったし、長州の連中は福澤のことを「なんだこいつ???暗殺したろうか???」と思っていたはずなんだよなー。

これは現代でも言えることなんだけど、やっぱり政府との関係を持つことは重要。JALにしても東芝にしても政府と仲が良かったから助けて貰えたと言えます。福澤はどうもその辺が苦手だったよね。

慶應義塾とは真逆で、早稲田大学を作った大隈は明治政府のど真ん中で活躍していたので、早稲田大学はお金に困ったことがないと思われます。

大隈が残した書籍は少ないから、本当のところは分からないけど。でも、早実はそんなに寄付を求めないし、何故か知らんけどあんまりお金がかからないんだよね。

というわけで「金の無心をするくらいなら死んだ方がマシだ」という福澤の意志が今でも残っている慶應義塾に入学される皆様は、ガンガン寄付してあげましょう!!!!!

私は露骨に願書に寄付のことはありませんが、正直、合格確率の低いご家庭は「〇億円寄付します」とか書けば受かる可能性があるかもしれないなーと思います。慶応義塾は、福澤諭吉の精神が今でも受け継がれているので。


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