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【つの版】忍殺TRPGリプレイ小説・ライナーノーツ40

 おれだ。溜まったのでやる。現実世界では梅雨があっという間に終わり、サマーシーズンが到来したが、おそらくヒデリ・ニンジャのしわざだ(ニンジャ陰謀論)。しかるに例の戦争はズルズル続いておりどうしようもない。おれの次元ではアレになぞらえていろいろしているわけだが、現実がフィクションを、フィクションが現実を乗り越えて来るのは実際やばい。エンタメとして左右のバランスをとりつつ飲み込まれないように気をつけろ。

前回◇ ◇総合目次◇ ◇時系列

【ザ・ブレスド・マドンナ、レヴィテイティング】

 タイトルはDua Lipaの曲「Levitating」のThe Blessed Madonna Remixからだ。もとはBlack Madonnaという芸名のDJだったが、人種差別的だとか言われて変えたという。ブラックマリアならメガテンにも出てきたが。Levitateは「宙に浮かぶ」という意味なのでウキヨにはぴったりだ。

 なんか面白そうなのがあったので、毒々コンビにやらせてみた。邪悪なニンジャにのっとられたヤクザクランにカチコミかけてブラッドバスしにいくミッションだから、DKKを稼ぎがちなこいつらにはちょうどいい。しかしウキヨのニンジャというのが少々珍しく感じたので、傭兵ニンジャのロックカッターを強化し、こうしてみた。ブラックマリアならぬブラックマドンナだ(マタグラ・ストリートはマグダラのもじりだ)。元シナリオ通りに彼女を強めのカラテミサイル使いにしてガンガンにやってたら、こっちにも死者が出ていたかも知れない。リー先生に彼女を見せたら喜ぶだろうが、オイランマインドはオヒガン接続者でないと認識しにくそうだな。ちょうどドロイドボディをアバターにしているダイダロス案件だろうか。

◆浮◆

◆世◆

【リドル・オブ・スティール】

 タイトルは映画『コナン・ザ・グレート』の曲からだ。アンヴィル・オブ・クロムにしようかと思ったが、クロムはクロームではなく固有の神名で訳しにくいのでこれにした。ハガネ・ニンジャ憑依者は特に出て来ないが、蛮人コナンめいたウォーペイントが鉄の悪魔と戦うヒロイックな話だ。

 こないだのロケット案件めいたミッションだが、フリーランスやソウカイニンジャを派遣するわけにもいかないため、ザイバツのあいつらを派遣することにした。祖国と戦争中の敵国の兵器工場だし、戦う理由は充分だ。かつそれほど邪悪というわけでもないので、利害次第でウォーペイントや現地モータルを救うこともある。カラテミサイルもあり手数は多く、ハイタカを次々と撃墜し、数の暴力で押しつぶせばよいわけだ。なおウォーペイントに疾駆を付け忘れたため、大剣装備状態だと少々移動しにくくかったな。あと手番が遅いほうが回避ダイスが削れた後に攻撃できるため命中しやすく、見せ場が作れるし、彼は最後に動くようにしても良かったかもしれない。

◆鋼◆

◆謎◆

【シーキング・ザ・トゥルース】

 タイトルはネトフリのアニメとなった『スプリガン』のテーマ曲からだ。『岸辺露伴は動かない』のOP曲「Finding the Truth」とかぶるが特に関係はない。スプリガンは実際ニンジャなので読んだり観たりするとよい(旧アニメもよい)。バイオとは関係ないが、ケジメニンジャが真実を求めて動いたりするし、ジャン・ジャックモンドめいてニンジャがヘンゲヨーカイする。

 ミッションはシンプルで、ケジメニンジャをやっつけて捕獲するだけだ。元シナリオではソウカイニンジャとして交渉とかできるが、ヨロシサンのトップシークレット案件に外部のニンジャを使うのもどうだろうと思い、こうしてみた。多少経験を積んだとはいえロールアウトからほどないバイオニンジャ二人でアーチ級憑依者に挑むのも危険であるし、サブちゃん単体で挑んでもまさかのことがあれば大変だ。そうしたわけで、三人で囲んで殴るのが一番となる。サブちゃんはジュー・ジツ持ちで回避ダイスも多く、カナシバリじみたヨロシ・ジツで遠隔攻撃できるからいいとしても、肉の盾となって頑張る二人は大変だ。まあ轢殺&連続攻撃3で集中攻撃されたら死ぬため、元シナリオ通り手加減はした。またバイオ案件があったら投入してみよう。

◆苗◆

◆優◆

【アイ・ワズ・メイド・フォー・ラヴィン・ユー】

 タイトルはロックバンド「KISS」の名曲からだ。邦題は「ラヴィン・ユー・ベイビー」になっていたりする。カトン・キッスを使う女ニンジャが登場するのでこれだ。特に誰も愛したりはしてないし、愛するために作られたオイランドロイドやウキヨというわけでもないのだが。

 舞台は挑むのがこいつなのでアンダーガイオンだ。貴族派閥といえど、下っ端ならアンダーでヤクザクラン相手のミッションをこなすこともあるだろう。しかし二つのソロシナリオを組み合わせた結果、こっちがソロなのに敵ニンジャが二人になった。元シナリオの一方では陰謀的ななんかもあるが、今回は野良二人だ。二対一で結構立ち回り、一人に重傷を負わせたものの、このままやれば少々危険というわけで、説得して降伏させてみた。互いに恨みがあるでなし、ザイバツの名を出せば従うやつもいるだろう。こうしてソロだったゴールデンウルフはチームを組むことになった。でも三人中二人がアンダー出身だし、アッパーでやれそうなやつらでもなさそうだ。

◆KISS◆

◆KISS◆

【ハイウェイ・トゥ・ザ・デンジャー・ゾーン】

 タイトルは映画『トップガン』のテーマ曲だ。ザ・リーサルウェポンズもカバーしている。トムは真の男。特に飛行機が飛ぶこともないが、ハイウェイローニンがボスなのでこれにした。

 ローテがこいつらに回ってきたので、公式のミニシナリオ作成を使ってやってみた。ダイスを振ったらハイウェイローニン、つまりルーメンと同じく暴走族案件だ。カルネイジやウォーヘッド・カンパニー、ツインテイルズはまたの機会に出すこととする。文章の一部はシークエンス・ブレイクビーツ技法したが、ハイウェイローニンはルーメンと違いクールなので忍極語は使わない(カニは出る)。普通に邪悪なニンジャが暴走族をのっとりドージョー化していたのだろう。そしてNSPD49課はソウカイヤと因縁があるため、敵もソウカイヤと繋がりがあるとした。でないとルーメンめいてソウカイヤに先に狩られてしまうしな。そんなこんなでこうなった。カタナ・オブ・ローニンは流れでアイススリケンが手にしたが、イアイ使いになれという啓示だろうか。名前からしてタツジンスキルを取るならスリケンだと思うが。

◆危険◆

◆地帯◆

【パッション・イズ・リメンバー】

 タイトルは『刃牙』大擂台賽編のOPからだ。日本の西の外国で暗黒地下格闘トーナメントをしているのでふさわしい。ムテキ・アティチュード(金剛拳)使いもジュー・ジツ(消力)使いも実際いるな。かつてのイクサや情熱を思い出す話でもある、というわけだ。REDコミカライズでもシャドー・コンをやらないだろうかとは翻訳チーム=サンもレディオで話していた。

 シャドー・コンめいたタッグマッチのトーナメント戦は前にやったが、今回はガチのシャドー・コンを原作通りにやってみた。ダークニンジャが神聖アンタイブッダ帝国を五人抜きしてるし、しばらく潜伏していたフジキドも動き出してもらおう。囲んで殴られるならともかく、タイマン勝負ならそんじょそこらのニンジャに負けはしない。しかしファランクスやスクランブラー、モーターナガサマも結構強く、フジキドといえど無傷とはいかない。代わりにミラーシェード=サンはステルス・ジツを見切って無傷で倒せた。これはミラーシェード=サンの手首ケジメ案件では?

 そしてついにサラマンダー=サンだ。おれの次元ではイグゾーションでもダークドメインでもなく、彼が最初にフジキドと戦うグランドマスターとなった。ベインフジキドを単体で倒せるぐらいに強くしたらマジで強く、神々しきまでのカラテを振るってブッ倒してくれた。これならバンシーもミラーシェードも嬉尿ウレションするだろう。鉄拳も無効化する進化カラダチはマジでヤバい。だが共振フジキドは黒い炎でカラテ・エンハンスしてカラダチを抜けるうえ、四連続攻撃でサツバツがポンポン飛んで来るため流石に防ぎきれなかった。それでも無傷とはいかないのが流石のグラマスだ。アラバマ落としやポン・パンチ、アラシノケンやタツマキケンを出そうと思ったが出せず、普通にエンハンスチョップで殴り殺した。ナムアミダブツ!

◆刃◆

◆牙◆

 今は以上だ。また溜まったらやる。

【以上です】

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