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【絶鬼パロ・アーカイブ】人情紙頼みザ・ドープ・ショウ

「フン……鬼ごっこねェ!?」

深夜。黒ずくめのチンピラが、真っ暗な夜道をすいすい歩いて行く。顔には多数のピアス。

反射神経、集中力、第六感、身体能力、特殊能力、耐久力、吸血能力、etc etc。そして、人間の肉体を軽々と引きちぎる『力』。純粋な暴力。変身能力はなく、知性も高いわけではないが―――下っ端の『吸血鬼』としてはそれなりだ。彼は、己の理知をもって超常の力を自覚し、好き好んで行使する者。血を吸う『鬼』だ。ゲスで残忍な。

「なんでもいいや。くだらねえ、くだらねえ。俺にとっちゃあ、人殺しができて生き血がすすれれば、なんでもかまわねーや」

彼は、とっくの昔に地獄に落ちた。だが主催者によって蘇生させられ、この殺人ゲームの舞台に引き出された。ゲームに勝利すれば、彼は現世に復活することが出来るのだという。慈悲深くも有り難い話だ。彼は喜んでこの話に乗ることにした。

「鬼ごっこだかなんだか知らねーが、子だか親だか知らねーが」 

ルールや支給品は確認した。両手には、いい感じの機関銃。特殊能力もない人間を狩るには充分。

子を過半数捕まえるか、皆殺しにすればゲームは勝ちだ。鬼同士で殺し合う必要は皆無。むしろ協力すべきだろう。

「ブッ 殺してやらあ」

【???/深夜】
【ヤン・バレンタイン@HELLSING】
[役]:鬼
[状態]:健康
[装備]:FN P90 短機関銃 2挺 サプレッサー&スコープつき
[道具]:四次元っぽい紙袋、不明支給品3つ
[思考・行動]
基本方針:殺し、犯し、食らう
1:子を見つけたら狩る。捕まえてもいいらしいが、めんどいし殺す方が楽しいので殺す。親よりは子を優先。
2:支給品などで反撃を受けないよう気はつける。トドメを刺したら血肉を啜る。
3:最高に勃起モンだぜ!!
『人物解説』
漫画『HELLSING』2巻に登場する人造吸血鬼。CV:高木渉(OVA版)。顔中にピアスをつけ、黒ずくめのパンクな服装をしたゲスなチンピラ。身体能力はそれなりに高いが、特殊能力はない。日中に普通に屋外で行動しているので、特に日光に弱いわけでもない。ナチスの残党組織「ミレニアム」に所属しており、兄ルークとともに銃火器で武装したグール(ゾンビ)の軍団を率いてヘルシング邸を襲撃。邸内の私兵部隊を壊滅させるが、執事ウォルターと吸血鬼セラスによってグールが殲滅され、自身も取り押さえられる。一瞬の隙を突いて拘束を抜け出し、重要人物が集う円卓会議室に突入するも、一斉射撃を浴びて倒れる。さらに体内に仕掛けられた発火装置により炎上、死亡した。

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そういうわけで、新たなアーカイブだ。元ネタとなった作品や、サブタイトルの音楽動画も貼っていく。まずは皆様御存知ヤン・バレンタインをぶち込んでみた。子や親は無力なやつがほとんどなので、こいつ程度のサンシタでも充分な脅威になるだろう。バレンタイン兄弟と言えばHELLSING巻末恒例のあとがきゆかいまんが「人情紙○○+マリリン・マンソンの曲」のアレがゆうめいなので、こいつが出てくる話のサブタイトルはそんな感じになる。

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