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◆気がついたらスキをつけていた記事まとめ150◆

 おれだ。溜まったのでやる。溜まったらやるので不定期だが気にするな。かつては毎週やっていたこのコーナーも、先月は一回しかやらなかったのでもはや月イチになるかもだ。しかしもうじき逆噴射小説大賞が始まり、おれの指も軽くなって多くのスキがばらまかれ、ピックアップされることになるだろう。このコーナーはもともとそのようにして渾沌から自然に発生したと古事記にも書かれている。それはタオの法則に基づくのだ。

 前回はここだ。

◆響◆

一発目。こだまでしょうか

 SNSやインターネットは人類社会を大きく変えたが、人類は昔とたいして変わらない。仲間同士で固まり、外に対しては排他的となり、自分が見たい聞きたいものしか摂取しなくなり、井戸にハマってウラシマと化して死ぬ。おれも大概狭い世界しか見ていないが、陰謀論やカルト宗教やマルチ商法とかにハマると大変ヤバい。これはおまえがどれだけ井戸の中にいるかをあらわにしてくれるだろう。たまには自我を換気したりSNSから離れたりしろ。ニンジャはいます。

◆忍極◆

二発目。ふたりは忍者シノハ極道キワミ

 傑作マンガ『忍者と極道』を読んでのオススメ記事だ。こないだ作者神サクガミ大量のイケメンを描きすぎて作画コストがヤバくなり休載となった時、編集さんが期間限定で全話無料タダという大盤振る舞いをやったので結構新規読者も増えたそうだ。読む敷居ハードルが下がると入りやすくなるのだな。なにしろカラテの超強い忍者ニンジャと極悪非道な極道ヤクザが激重感情を抱きながら殺し合うので、ニンジャヘッズならほぼ地続きで入り込めてしまう。読み味はもちろん異なるが、互いに心底オススメだ。

◆再◆

三発目(二連発)。バック・イン・ネザーキョウ

 ニンジャヘッズで忍極も吸っておられる人の、ニンジャスレイヤーAOMシーズン3「ネザーキョウ編」の再読感想だ。おれはAOMシーズン2の終盤あたりから実況に参加した記憶があり、シーズン3も通して読んだ。「明智光秀(ニンジャ)が近未来のカナダを支配しインターネットを禁止している」というなんか吸ったような話を、凄まじい筆力で必然性とトンチキさを保ったまま書ききったボンモーは超ヤバい。これは寓話であり神話であり、歴史の語り直しという巨大な呪術なのだ。

◆娘◆

四発目。地獄への回数券

 同じ人だが続けてやる。毎年恒例、逆噴射小説大賞の試し撃ちだ。今年は一人三発しか撃てないが、練習としてなら何発撃ってもいい。これはなかなか不気味なアトモスフィアがあり、ドアの向こうには筋骨隆々に変わり果てた姿の娘がいることだろう。麻薬とか作ってなければいいが。おれも様々なパルプを吸ってパルプ銃弾に変えていこう。

◆肉◆

五発目。M.U.S.C.L.E.マッスル

 昭和から現代まで続いている伝説のマンガ『キン肉マン』についての論考だ。おれはキン肉マンに詳しくないが、考察すれば様々な謎が現れ、解明されていって面白い。オリンピックというからには四年に一度開催されるはずが、歴代チャンピオンの人数や年代からは数々の裏事情がうかがえる。初代王者はフランク・ゴッチで、ルー・テーズジン・キニスキーバディ・ロジャースハリー・レイスジャック・ブリスコババダスティ・ローデスといった実在のプロレスラーに混じって、ドリーマンシニアマンといった名も刻まれている。彼らはテリーマンの祖父や父であるという。初代ドリーマンは年老いてシニアマンと改名したらしい。彼は生まれつき超人だったのだろうか。それとも鍛錬や啓示によって超人化したのだろうか。

◆肉◆

◆肉◆

 今は以上だ。また溜まったらやる。

【以上です】

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