見出し画像

【荒野パロ】Van!shment Th!s World

「…くっ。このあたしが今再びメルカバーの聖杯を手にする刻(とき)が来るとは…。これも大いなるダァトの神意か。神意は人を試す…人が神を試すのではない。そういうことか…」

黒いセーラー服と黒タイツを着用した黒髪短髪の少女は、ラーメンの入ったドンブリを手にして震え、何事かを呟いている。顔には脂汗が滲み、目には涙を浮かべて。ラーメンをこぼさないように。

「しかも、ここは生命が明滅するヴァルハラ…死と銃弾、硝煙…なんという地獄か…。」

ツリ目、三白眼、ぐるぐるの瞳。その表情と言動は狂気。いや、中二病だ。重篤な中二病が彼女を支配している。彼女は聖杯(ラーメンドンブリ)の呪いから解き放たれ、もとのメンヘラ気味な女子中学生に戻ったはず。ならば、今ここにこうして『彼女』として在るということは?

あの恐るべき『Eアンカー』が発動し、因果律を狂わせ、新たに聖杯を与えたのか。あるいは…彼女の言うダァトの神意…「神」と呼ばれうる何者かの仕業なのか。我々には未だ判断材料が乏しい。考察サイトとか見ると、『Eアンカー』自体とは無関係な可能性も…いやしかし…3巻ラストで再登場フラグも立ってるし…

「おのれ…! 我が名はクリフォトの闇の紅(あか)の皇女、ダァトよりの神意に選ばれし者。ヴェーレ・アク・リーベル・ロクェレ。この戦場より逃れる術(すべ)を! 嗚呼、神意よ! ダァバールを!」

ラーメン星人/中二皇女ヴェーレ@第三世界の長井
[状態]:健康(中二病)
[装備]:メルカバーの聖杯(ラーメンドンブリ)
[道具]:スマートフォン
[思考・行動]
基本方針:殺すのではない。神のものを神に返すのだ。(試訳:殺したくないけど仕方ないよね…)
1:武器を探す。
【人物紹介】
漫画『第三世界の長井』2巻に登場する少女。なんらかの因果律の歪みにより、奇妙なキャラクター性が付与された存在。邪気眼系中二病を発症した異能者。なんか常にテンションが高く、魔王めいた言い回しで話す。ラテン語やヘブライ語、聖書の語句をそれっぽく用いる。本名と主張する「ヴェーレ・アク・リーベル・ロクェレ」とはラテン語の格言で、「正しく自由に語れ」という意味である。自称はヴェーレ(真実)だが、主人公の長井たちからは「ラーメン星人」と呼ばれる。閣下のキャラにしては普通に可愛い。BL妄想癖がある。呪文を唱えて必殺技「実写版デビルマン」を発動し、ドンブリから麺が飛び出して標的を束縛・刺突する。人間を空高く吊り上げて逆さ磔にすることも可能。ドンブリを取り落として割ると呪縛が解け、もとのメンヘラ気味なダウナー少女に戻ってしまう。でも再生とかするかもしれない(アンカー次第?)。

ご存じの方はおられるだろうか。中二病少女がながい閣下の手にかかるとこうなる。謎めいたメタ的ななんかに操られているらしいが、作品が打ち切られてしまったために謎のままだ。おれも多少の中二病成分を持ち合わせるがここまでではない、と思いたい。歌の作品については何も知らない。

<BACK TOP NEXT>

つのにサポートすると、あなたには非常な幸福が舞い込みます。数種類のリアクションコメントも表示されます。