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【絶鬼パロ】ゴールは別々スタートライン

「……どこここ? なんで?」

帽子の少女はあたりを見回す。さっきまでバスに乗っていたはず……なのだが、急に全く違う場所だ。不気味な赤い空。その空を飛んでなにかを撒き散らす、鳥じゃなさそうなもの。ヒトが作ったっぽい地形。周りには誰もいない。

「さ、サーバルちゃん? ラッキーさん?」

なんだろう。なんだかすごく、いやな予感がする。ここにいちゃいけない気がする。怖い。壁になにか、『文字』が書かれた紙が貼ってある。

「おに、ごっこ? ……狩りごっこ、みたいなものかな……?」

少女は、それがなんだかよく知らない。知識にない。

彼女はまさしく人間なのだが、正確に言うと「ただの人間」ではない。超常の力を持つわけではない、「生まれたばかりの」純真無垢で無力な少女だ。
しかし、彼女には知恵と勇気と経験がある。ヒトとしての能力がある。ヒトと鬼の悪意渦巻くこの修羅場で、彼女はどう動くのだろうか?

「だ、誰か、いませんか……?」


【???/00時07分】
【かばん@けものフレンズ】
[役]:子
[状態]:健康
[装備]:かばん、帽子
[道具]:未確認(背負っているかばんの中)
[思考・行動]
基本方針:誰かいないか探す。ここが何なのか調べる。
1:ここは……?
2:おにごっこってなんだろう。逃げればいいの?
※その他
自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。現状を理解していないが、知ろうとはしている。
『人物解説』
アニメ『けものフレンズ』の主人公。CV:内田彩。一人称は「ぼく」で胸も目立たない(ないではない)が、立ち居振る舞いは少女らしい。黒髪で瞳は青緑色、羽根のついた帽子(つばにいくつか穴が開いている)をかぶっている。帽子の下には尖った寝癖がある。半袖短パンのサファリルックで、黒い手袋やタイツを身に着け、大きなかばん(リュック)を背負う。ジャパリパークのさばんなちほーに現れたところを発見され、サーバルに「かばんちゃん」と名付けられた。自分では「かばん」と名乗る。純真無垢で無力ではあるが、知恵と勇気と友情で様々な問題を切り抜けてきた。10話終了後あたりから転移。

例のあれだ。2は知らん。戦闘力はまるでなく、人類社会での常識的な知識もあんまりないが、適応力は高いのでなんとかなるかもだ。騙されてあっさり死んでもそれっぽくはある。

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