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人生観が変わる!ビジョナリーキャンバスを受けてみた感想

先日ビジョナリーキャンバスという自己分析のセッションを受けました。セッションを受ける中で自分の中の考え方が大きく変わり、自分の思考の変遷を文章で辿ってみました。


少し重い内容も含まれますが、自分が変わっていくあらゆる過程をすごく楽しみました。

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

1. ビジョナリーキャンバスとは

ビジョナリーキャンバスはこれまで100パターンの内面分析を行なってきた石倉達也さん(通称クラタツさん)が運営している自己分析が行えるサービスです。

学生から少し年配の方まで幅広い年代の方が受けています。

合計4時間のセッションを2回に分けて行い、自分の根本的な欲求、成功パターン、才能を発揮しやすい条件などを掘り下げていきます。

(私は体験版も合わせて、4回にも及ぶ合計9時間セッションをしていただきました。)

料金は安くはありませんが、これだけの密度のセッションが長時間行われることを考えれば、破格だと言えるほどの価値があります。

※人によって向き不向きがあり、感触には個人差があります。

▼ビジョナリーキャンバスの詳細は以下になります。

2. セッションを受けようと思ったきっかけ

知り合いの紹介で、自己分析をしてくれるサービスがあるという話を聞いたことがクラタツさんを知ったきっかけでした。

私がこのセッションを受けた背景は、仕事がうまくいかず、今の職場が自分の個性に合わないなと思っていた節がありました。

もっと自分の才能を分かって、その才能を発揮できる環境に身を置きたい、そのために自分を後押ししてくれるものがほしい!

という思いでこのセッションを受けました。

3. セッション①|戸惑い


思考の構造化モデル

セッション①は自分が潜在的に抱いている「欲求」「恐れ」を洗い出していきます。

「欲求」とは、他人の評価に関わらず自分が本当に表現したいもので、

「恐れ」とは自分が表現したいことが表現できない原因となるものです。

表現したいものを妨げている原因を認識することがこのセッションの目的です。

このセッションを最初に受けた感触は、かなりモヤモヤが残るものでした。

自分はその時の精神状態としては、人に評価されることばかりを気にしていたので、自分がどう感じているかということをあまり気にしていませんでした。

そして自分の「恐れ」があたかも自分の「欲求」のように感じられてしまっている状態で「恐れ」に触発されて常に行動している状態でした。

そして、

「あなたには根本的に表現したい何かがある」と言われても

「そんなものは自分には必要ない!」と拒否してしまう自分がいました。

かなり歪んでますね(笑)

ここで大切なのは、クラタツさんが話していることがピンと来なくても、「この人何を言ってるんだ」と思わずに一旦受け止めてみるということです。

そして、自分の思いにとことん向き合ってみることです。

4. セッション①|トラウマの認知

私は自分の根底にある考えにたどり着くまでにかなり時間がかかりました。

1回目の結果に違和感を覚え、結局セッション①の延長戦で2回目まで行っていただきました。

正直、2回目が終わった後もクラタツさんが話していたことが腑に落ちませんでした。

しかし、セッションの中で過去に感じてきたトラウマを振り返る中でクラタツさんが不意に放ったある言葉が何故か印象的で、セッションが終わった後も自分の考えを何度もよぎりました。

「本当は分かってほしかったんでしょ」

この言葉が自分の過去に感じてきた寂しさと深い悲しみを思い出す引き金になりました。

今まで忘れようと思って無視して来た自分の本当の気持ちが蘇ってきました。

いつもだったら、そういうネガティブな感情が起こっても、「過去のことだから忘れよう。そういう感情は自分には存在しない」と封じ込めてしまうのですが、今回は自分のそういう感情に向き合ってみようと思いました。

自分が傷ついたという事実を認め、自分の弱いところ、嫌いなところも含めて自分を受け止めてみようと思いました。そして、自分の過去に経験してきたネガティブな感情が沸き起こるままに感じてみました。

この作業は結構きつくて、2-3日間メンヘラ状態になっていました。
そして、自分が本当に恐れていることは何か。そして、なぜそれを恐れているのかが見えて来るようになりました。

それは、

「私は人より優れていないと生きる価値がない。」

という考えでした。

まさか自分がこの考え方に囚われているとは思っていなかったので、自分でもびっくりなのですが、幼いころから刷り込まれていて、今も潜在的に持っている考えでした。

「人より優れていないといけない」と思いつつ、

「自分は能力的に人より優れているわけではない」という事実。そして、

「もっと成長して自分の能力を高めないといけない」という思考が私を支配していました。

そして、「自分は成長して自分の能力を高めている」という事実を作ることで自分の自己肯定感を維持しているということに気づきました。

クラタツさんのセッションを受けようと思った動機も、「才能を活かせるようになれたらいいな」というポジティブなものというより、「自分の才能をなんとしても伸ばさないといけない」という一種の強迫観念のようなものがありました。

高みと目指すということはもはや、自分のアイデンティティとして確立しているほど、自分の考えを根強く支配していました。

自分はこの思考サイクルに対して今までは特に疑問を抱いてこなかったのですが、

今やっていることが自分が本当にやりたいことかと言われるとそうではないし、

一生このままで人生を生きていきたいかと言われるとそう思わない自分もいました。

これまで私にとって何を成し遂げるかが大事で、自分がどう感じたかはそんなに大事ではありませんでした。

でも、自分が心から楽しいと思えることは本当にあるのだろうか。。

自分が心から楽しいと思えることを追求できる日は来るのだろうか。。

そのように考える一方で、そのようにして生きたら、自分のこれまでのアイデンティティが崩壊してしまうのではないか、という恐怖まで沸き起こってきました。

果たして私は自分の本当にやりたいことに辿り着けるのか、、

5. セッション①|トラウマからの解放

「私は人より優れていないと生きる価値がない。」

と自分を縛っている思いに気づいてからは、自分の考えが少しずつ変わっていきました。

「私は人より優れていなくても生きててもいいんだ。」

ということに気づくことができてむしろ心が楽になるのを感じました。

そして、
「自分がやりたいと思ったことをやってもいいんだ。」

そんな喜びが自分の中にふつふつと沸き起こるのを感じました。

そんな中、職場で上司との1on1でこんなことを言われました。

「やりたいことをやるのが仕事じゃないんだよ。」

今までの自分だったら気にも留めなかっただろう。

しかし、この時はこの言葉に違和感を覚えました。

「やりたいことをやるのが仕事じゃないなら、人生の多くの時間を自分のやりたくないことに費やしていくの?そういう人生は幸せなの?

仕事は人生の多くの時間を費やすものだから、やりたくないことよりも、やりたいことをやったほうが当然幸せだよね。」そんな心の思いが湧き起こり、自分の考えが変わって行ったことに気づくようになりました。

6. セッション②|自分が表現したい世界


コア欲求

セッション②は一言でいうと、あなたはこういうタイプの人。こういう風に生きてほしいという、未来の自分からのメッセージを受けるような時間でした。

私が自分の人生をあと数十年生きないと辿り着けない人生の攻略法をもらったような感覚でした。

また、自分の中にある考えを思い通りに表現できて心地の良いセッションでした。

セッションを行う中で自分の成功を振り返り、以下のような自分の特徴を知ることができました。

  • クリエイティビティを発揮したい。

  • 感覚と理論を行き来できる。(重宝されるが利用されやすい性質)

  • 妄想をどんどん広げていくことが好き

  • イデアの種をいつも探している。

  • イデアの実現していくことにパッションを感じている

成功パターンを振り返ることに関しても、人から見てどのような結果になったかではなく、自分がどう感じたかを軸に考えることができました。

自分は短い人生の中でも、やりたいと思ったことを追求できたことは自分にとってのかけがえのない生きる糧となったことに気づくようになりました。

7. セッション②|現在の自分と未来の自分

最後に、セッションを受ける前と受けた後の変化を比べていきたいと思います・

◆現在の自分

  • 何を達成したかが重要で自分がどう感じたかは重要ではない。

  • 休日は無気力。仕事をしないと落ち着かない。

  • 人生を考えると虚しくなるから、仕事をすることで現実逃避&思考停止

  • 感情がすり減り、自分がロボットのように感じられる。

こんな状況でも「それが仕事だから」「それをしないと生きていけないから」と合理化してしまう自分がいました。しかし、そんな会社の奴隷からも卒業したいと思います。

◆未来の自分


欲求の発動条件


セッションを受けてからは。〇〇しなきゃ、ではなく、〇〇したい!という思いを大切にしていきたいと思うようになりました。


最後に高校の美術の先生を思い出しました。

その先生は、私が表現するあらゆることを肯定してくれる存在でした。

ある日、美術の授業の時間に魚を描くというお題がありました。

脳裏に浮かんだのは、水中から見上げた魚の影。制作時間の約8割を魚ではなく水を描くのに当てるという型破りな描き方をしました。


当時書いていた絵


これをこんな風に書いたら後で「水じゃなくて魚を描け」って怒られるかな?怒られてもいいや。そう思って描いていたら。
私の横に来た先生が「ええなあ。」と呟きました。まだ水しか描かれていないキャンバスに対して「魚を感じるわ」と言ってくれました。

その先生は私がどんな絵を描いても「ええなあ」とうわべではなく心から称賛してくれるのです。

そして「私は自分が表現したいことをなんでも表現して良いんだ」という気持ちになれて、どんどん絵を描くことに夢中になっていきました。

これからは自分自身がそんな風に自分を肯定できるようになること

そして自分を肯定してくれる存在がいる環境に身を置くことを心がけていきたいです。

私の好きなこと、興味を持ったことを追求することは、私の人生にとって意味があることだ。そんなことをクラタツさんのセッションは教えてくれました。

8. 最後に

これからセッションを受ける方がいればお伝えしたいです。
自分の気持ちに向き合うことがこのセッションを受ける上でとても大事だと思います。今までスルーしてきたどんな些細な感情でも、それに向き合ってみてください。
そして、自分がなぜそう感じるのか、ということを考えていくと、自分の本質が見えてきます。

最後になりましたが、セッションを通して自分の本当の思いに気づかせてくれたクラタツさんに心より感謝申し上げます。

このセッションを人生をもっと自分らしく生きたいと思う全ての人におすすめします。

▼ビジョナリーキャンバスの詳細

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