遮断機の高さ

開かずの踏切の前で
乾いた魚が背伸びしている
乗客の心を反映して
黄色の車体が去って行く

電車に乗り込めなかった人の代わりとして
ここに立っています

魚の宣言が金曜日の窓を磨く

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