映画『かがみの孤城』について

数日前に映画『かがみの孤城』を鑑賞してきました
ネタバレを含む内容なのでまだ観ていない方はこの記事を読む場合はご注意ください

1.伏線回収の魅せ方

この映画には中盤までに数々の伏線が散りばめられていました

私が鑑賞中にまず気になったのがストロベリーティーのパックの場面
主人公のこころが孤城で親しくなった女の子のアキから彼女の好きなものとしてストロベリーティーを振舞うシーンがあり
その後こころが現実世界に戻ってフリースクールの先生からプレゼントを貰うのですが
それがストロベリーティーのパックだったのがとても印象的に映りました
終盤にこの答えがわかるのですが気がついた時はあまりの衝撃に鳥肌が立っていました

それと孤城に誘われた男子の1人であるリオンの回想シーン
病床のお姉さんと一緒に映る窓側にあったあるオブジェクトのことです

他にも上げればキリがないのですがこういった中盤までに散りばめていた伏線を終盤に気持ちいいほどに回収させて来場者に魅せれる映画は自分はあまり知らないので観終わった後の満足感は最高でした

2.音楽がすごい

すごいんですよね、音楽が
主人公のこころが城に入るシーンがあるのですがそこで流れる音楽がとてもマッチしてると感じました
また孤城の仲間達の回想シーンはかなり長いんですがそこは音楽が絶えず流れていて力の入れように圧倒されました
この作品の大きな魅力としても過言ではないと思いました

3.アキの考察

最後まで見終わるとアキがフリースクールで孤城で出会った仲間たちを担当していたことが判明するのですが
彼女はどうしてその道を選んだのでしょう

私の考察としては
城のルールを破って迷惑をかけたにも関わらず自分のために働いて助けてくれた仲間たちへの恩返しだと思いました
この考察によって『人は助け合って生きていける』というメッセージを受け取れたような気がしています

アキがフリースクールの喜多嶋先生と同一人物と判明するシーンではそういった考察が瞬時に浮かぶと同時にとても感動しましたね

4.感想

この作品は何らかの理由で学校で孤立してしまった子らが城での生活を通じて思い出を作ったりそれぞれ自分らの環境に立ち向かっていけるようになるという、勇気を貰えるような力強いメッセージ性が込めれられた完成度の高い映画だと思いました
自分も昔似た経験をしたこともあってより共感が出来ましたね
2023年現在最もオススメの作品です

『かがみの孤城』が多くの人に鑑賞してもらえることを祈ります
お読みいただきありがとうございました