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夕遊の台湾小冊

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大好きな台湾に関するものを集めました。
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#台湾人

モダン都市東京と台湾の近現代を撮った写真家の物語。『南光』朱和之(中村加代子訳)

この小説は、台湾が日本の植民地だった時代から始まります。主人公は、裕福な客家の家に生まれ…

夕遊
12日前
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今年必読の1冊。『台湾のデモクラシー メディア、選挙、アメリカ』渡辺将人

今年は台湾の選挙イヤー。そのおかげか、昨年、一昨年と台湾関連の良書がたくさん出版されて、…

夕遊
3か月前
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「中国」との相克の戦後史。『台湾のアイデンティティ』家永真幸

タイトルを見たときは、現代台湾事情を中心にビギナー向けにまとめた本なのかなと思いました。…

夕遊
9か月前
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日本生まれの台湾人で、北京放送のアナウンサー。『陳真』野田正彰

私が初めて、NHK中国語講座をみたときに、穏やかな笑顔で発音を担当されていた陳真さん。て…

夕遊
1年前
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台湾の本好きたちの奮闘記。『台湾書店百年の物語:書店から見える台湾』台湾独立書店…

真実は細部に宿るという言葉が、ぴったりの1冊。日本植民地時代から、国民党による独裁の戒厳…

夕遊
1年前
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わすれられた台湾詩人たち。ドキュメンタリー映画『日曜日の散歩者 』台湾、2017年。

日清戦争で日本が勝って、領有した台湾。この映画の舞台は、日本の植民地時代が40年近く続い…

夕遊
2年前
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台湾人とも華人とも言いにくい。『タイワニーズ』野嶋剛

野嶋記者が取材した台湾人もしくは、台湾にルーツをもつ人々=タイワニーズは、政治家や運動家としては国会議員の蓮舫、実業家で元台湾独立聯盟日本本部委員長の辜寛敏と、子息で野村総研主席研究員のリチャード・クー。 一番多いのは作家で、『流』で直木賞をとった東山彰良、日本在住で芥川賞候補にもなった温又柔、日本生まれの台湾系作家としてはもっともでたくさんの文学賞を受賞している陳舜臣、そして実業家で作家で経済経論家で経営コンサルタントの邱永漢。 俳優では余貴美子、そして歌手&俳優として

自分のルーツを探す旅。『美麗島まで』与那原恵

石垣島には、娘が小さい頃2年連続で出かけました。夫が自転車レースにはまっていた頃のことで…

夕遊
3年前
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現代に残る道教のお葬式。映画『父の初七日』台湾、2009年

台風で自宅に閉じ込められたときに、見た映画。 お葬式の映画といえば、有名なのは伊丹十三監…

夕遊
4年前
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通訳から見る政治の世界。『日・中・台 視えざる絆』本田善彦

サブタイトルは、中国首脳通訳のみた外交秘録。 中国の周恩来首相の通訳だった神戸華僑の林麗…

夕遊
4年前
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