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夕遊の本棚

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ひと仕事終わって、おいしい珈琲や紅茶を片手に読みたい本。仕事で読む本。とにかく、たくさん読みたい、楽しみたい私の本棚をご紹介します。
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2021年5月の記事一覧

宇宙とSFには、まだまだ想像力を振るう余地がある――『三体Ⅲ 死神永生』藤井太洋…

『三体Ⅲ 死神永生』、おかげさまでたいへんなご好評をいただいております。もうゲットされま…

夏が近づくと思い出す。『スローカーブをもう一球』山際淳司

ものすごく有名なスポーツ・ノンフィクション。大昔、野球を見るのが好きだったときに読んだの…

夕遊
3年前
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青春ラブコメ3部作。『なぎさボーイ』『多恵子ガール』『北里マドンナ』氷室冴子

 “男はすべからく泰然と構える”のが理想の俺なのに、体は小づくり、しかも女顔、とどめが名…

夕遊
3年前
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たくさんの写真と川端康成の名文と。『呉清源棋話』呉清源

この本は、一応作者として呉清源の名前があげられていますが、実際には、昭和28年(1953…

夕遊
3年前
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こんな学生時代を送りたかった。『クララ白書』『アグネス白書』氷室冴子

『クララ白書』、そして『クララ白書ぱーとⅡ』は、氷室冴子さんの出世作。主人公の桂木しのぶ…

夕遊
3年前
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大英博物館の<掠奪美術品>。『パルテノン・スキャンダル』朽木 ゆり子

ギリシャ彫刻の最高傑作といわれるエルギン・マーブル。200年前のイギリスのトルコ大使エル…

夕遊
3年前
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ライトで楽しいお仕事モノ。『校閲ガール』宮木あや子

大好きなファッション誌の編集になることを夢見て、出版社に入社した河野悦子。でも、配属されたのは作家の文章をチェックする校閲係。私はたまたま仕事で関係があるので、「校閲」と聞けばいぶし銀のプロをイメージします。でも普通、「校閲」って聞いたこともない人の方が多いんじゃないでしょうか? そんな、一般的には地味な「校閲」をテーマにすれば、普通なら三浦しをんさんの『舟を編む』みたいな話になりそう。でも、宮木さんは校閲のお仕事と、おしゃれ大好きな女の子を組み合わせて、がっちり校閲のお仕

文字通り、波乱万丈の人生。『呉清源』江崎誠致

作者の江崎さんは『昭和の囲碁』という本を書いた方。1942年に出版したときには、木谷実、…

夕遊
3年前
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人生初の表紙買い。『ビブリア古書堂の事件手帖』三上延

ドラマ化も映画化もコミカライズもした有名な作品。私が手にとったときには、1巻と2巻までが…

夕遊
3年前
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