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夕遊の中国旅

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中国大陸とその周辺に関連する本や映画の話題を集めてみました。
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#香港

【香港島】天官賜福。筲箕湾の道教寺院(廟祠)めぐり。

2023年夏、仕事ででかけた香港島。せっかくの機会に、飛行機までの半日を観光しないわけにはい…

夕遊
4か月前
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今年は甲辰年(香港宝蓮禅寺)

夕遊
5か月前
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香港でみた風景

夕遊
7か月前
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南からみた衝突と融合の三〇〇年『越境の中国史』菊池秀明

日本に来る中国人観光客が増えても、日本人には中国と台湾、香港の区別が難しいです。ましてや…

夕遊
10か月前
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あたたかな終幕。『天官賜福』6巻、墨香銅臭

『天官賜福』の台湾版(平心出版)6巻は、第114章からラストまで。外伝もあります。いやあも…

夕遊
1年前
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祝!ミシェル・ヨー(楊紫瓊)第80回ゴールデン・グローブ賞

アジアのステキなお姉さまが、ハリウッドで評価されるのはうれしいです。一昨年のクロエ・ジャ…

夕遊
1年前
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黄金時代を支えたスタントマンたち。ドキュメンタリー映画『カンフースタントマン 龍虎武師』香港・中国、2021年

お正月そうそう、見なければいけない映画がもりだくさんでうれしい悲鳴。私はコアなアクション映画ファンではないですが、香港が好きなので、香港映画の代名詞のようなアクション映画を支えたスタントマンたちのドキュメンタリーは、そのまま香港映画史の一段面。見逃せません。 中国大陸に中華人民共和国ができたとき、伝統芸能の京劇で活躍した人々は香港に逃げてきました。娯楽も全て、人民や革命に奉仕するものでないといけない社会主義の中国に、居場所を失った人々です。京劇の中の武術、カンフーは、舞台上

おもしろすぎてとまらない。『辮髪のシャーロック・ホームズ』トレヴァー・モリス(船…

発売前から評判が良くて、すごく気になっていた推理小説をようやく読むことができました。少し…

夕遊
1年前
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愛する気持ちを持ち続ける。『君のいた永遠』香港、1999年。

中国の友だちに、教えてもらった歌番組で聞いた「心動」という歌がすごく素敵でした。せつない…

夕遊
1年前
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リアルな海賊たちのお話。『南海の軍閥 甘志遠 日中戦争下の香港・マカオ』蒲豊彦

日本占領下の香港で「南海一の海賊の親分」の異名をとった甘志遠。彼が戦後、書き残した『自伝…

夕遊
1年前
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自転車レースの迫力がすごい。映画『疾風 スプリンター』香港・中国、2015年

自転車好きの夫を誘って、最終日に観に行って来ました。大画面で迫力ある自転車レースのシーン…

夕遊
2年前
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もう一つの資本主義経済。『「その日暮らし」の人類学』小川さやか

小川さやか先生の文化人類学入門。新書サイズでコンパクトながら、ちょっと硬派で、文化人類学…

夕遊
2年前
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アンディ・ラウのアクション映画。『バーニング・ダウン 爆発都市』香港・中国、20…

『桃さんのしあわせ』、『花椒の味』など、実力派アンディ・ラウの底力を見せつけるような映画…

夕遊
2年前
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価値観をドライブさせられる感じがいい。『チョンキンマンションのボスは知っている』小川さやか

重慶大厦(チョンキンマンション)といえば、一人旅が好きな人なら知っている香港の有名な場所。安宿も安食堂も、そして危ないお店もあります(素人にはたどり着けない)。以前、アフリカのタンザニアで調査をしていた小川先生は、香港でビジネスを展開するタンザニア人の「チョンキンマンションのボス」カラマと出会い、彼らのアングラ・ビジネスを学びます。 カラマは中古車ディーラー。タンザニアで天然石の輸出業を始め、昔の友人のツテをたよって、香港に天然石を輸出するビジネスに乗り出しました。2003