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夕遊の中国旅

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中国大陸とその周辺に関連する本や映画の話題を集めてみました。
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2022年3月の記事一覧

小気味よい日本語の深いエッセイ。『越境 ユエジン』東山彰良

東山彰良さんは直木賞をとった『流』がすごくおもしろかったし、その後に読んだエッセイ『あり…

夕遊
2年前
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香港を舞台にしたミステリはイギリス風でもある。『13・67』陳浩基

評判は良かったし、なんせ天野健太郎さんの翻訳なので、とても期待して読みました。彼が翻訳す…

夕遊
2年前
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攻められている、小さな国を守る思想。映画『墨攻』日本、中国、韓国、香港、2006年。

小説がすごくおもしろかったので、映画の『墨攻』も見に行きました。どうやら小説ではなく、漫…

夕遊
2年前
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池上彰×石川禎浩「毛沢東と習近平」驕れる中国とつきあう法

ポピュリストは暴君を超えるか。/池上彰(ジャーナリスト)×石川禎浩(京都大学教授) 池上…

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スポーツだけしていられる世の中になれたらいい。『国家とスポーツ 岡部平太と満州の…

『スポーツから見る東アジア史』が、予想に反してめちゃくちゃ政治だった高嶋先生の前作。こち…

夕遊
2年前
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戦争があると、本が焼かれる。『書物を焼くの記』鄭振鐸

以前読んだ『戦地の図書館』では、ナチスが「ドイツらしくない」有害図書を焼いた話が、強烈な…

夕遊
2年前
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