見出し画像

「自分勝手ファンド」を作ろう。インドネシア株、銘柄の選び方ー1

先回、投資信託よりも個別銘柄の方が長期投資には向いていることを説明した。ではどのように銘柄を選んで「自分勝手ファンド」を作ったらいいだろうか?ちなみにこの「自分勝手ファンド」とは釧路の魚市場の「勝手丼」からヒントを得て、私が名付けた。「勝手丼」とは器に白米を入れた後、魚屋を回って好きな刺身を好きなだけご飯に載せて、自分独自の海鮮丼を作ることだ。
 同じように株式投資も自分の好きな銘柄を好きなだけ買えばいい。(軍資金の許す範囲だが)でも聞いたこともない名前ばかりの銘柄からどう選べばいいのだ?何しろインドネシアに上場している銘柄は約1000もあるのだ。有望株を選ぶ手法を紹介しよう。

投資信託を参考にする

 投資信託の目論見書を見ればどのファンドがどの銘柄をどのぐらい購入しているか確認することができる。給料をもらって専門的に投資している人たちのリサーチ力を活用しない手はない。

イーストスプリング・インドネシア
NNインドネシア株式ファンド

注目は銀行がかなりの割合を占めていること。まずはこれらの銀行株を中心に「勝手丼」を作るといいだろう。私の器もこれらの銀行株が膨張して器からこぼれ出しそうだ。

LQ45から選ぶ

LQ45とはインドネシア市場で流動性の高い45銘柄を指す。毎年入れ替えがあるようなので最新の情報を入手したい。LQ45の選択基準は
① 過去12カ月で時価総額が高い60銘柄から選出
② 過去12カ月で取引高が高い60銘柄から選出
③ 最低三カ月以上インドネシア証券取引所に上場
④ 財務状況、成長性、流動性の高い銘柄

ここでもやはりプロが目利きした銘柄から選ぶのが賢明というものだ。
以下にLQ45銘柄のうち楽天証券で購入できる26銘柄を紹介しよう。ちなみに現在楽天証券では73銘柄を購入できるが残念ながらLQ45はすべて含まれているわけではない。流動性の高いLQ45銘柄をもっと取引できるように楽天証券に改善を願いたい。


LQ45銘柄のうち楽天証券で取引できる26銘柄

26銘柄のセクターを見てみると銀行が五つ、エネルギー資源関連が八つも入っている。やはりインドネシアは「持てる国」なのだ。

まとめ

 日本語でなかなか情報が乏しいインドネシア銘柄はまず流動性の高いLQ45の中から選ぶのが良いだろう。皆さんも「自分勝手ファンド」を楽しみながら作るのはいかがでしょう?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?