akki

はじめまして! 興味本位で、気象予報士を学習し始めました。 さらに、中国語もわかるため…

akki

はじめまして! 興味本位で、気象予報士を学習し始めました。 さらに、中国語もわかるため 気象に関する知識を日中の言葉で更新・まとめて行く #学習 #天気 #学習軌跡 #気象学

最近の記事

乾燥空気と湿潤空気

乾燥空気とは? 空気中の水蒸気の量が少ない状態を指す 特に内陸部や砂漠地帯、冬季の高圧帯でよく見られる 数式で見る乾燥空気 乾燥空気の状態を定量的に表現するために、露点温度(T_d)という概念があり、露点温度とは、空気中の水蒸気が飽和状態に達し、凝結が始まる温度のこと 乾燥空気の場合、露点温度と実際の気温(T)の差が大きくなります。この差を「露点差」と呼びます。 Δ𝑇𝑑=𝑇−𝑇𝑑 この露点差が大きいほど、空気は乾燥していると言えます。 湿潤空気とは? 一方、湿

    • 理想気体の状態方程式

      理想気体の状態方程式とは? 理想気体の状態方程式は、気体の圧力(P)、体積(V)、温度(T)、および物質量(n)を関係付ける方程式で、理想的な条件下での気体の挙動を記述 具体的には、次のように表わす 𝑃𝑉=𝑛𝑅𝑇 ここで、 𝑃P は気体の圧力(単位:パスカル) 𝑉V は気体の体積(単位:立方メートル) 𝑛n は気体の物質量(単位:モル) 𝑅R は理想気体定数(約8.314 J/(mol·K)) 𝑇T は気体の温度(単位:ケルビン) 理想気体の状態方程式の導出

      • 大気の構造

        1. 対流圏(Troposphere) 対流圏は地表から約10〜15kmの高さまで広がっており、すべての天気現象(雨、風、雪、嵐など)はこの層で発生する。対流圏の特徴は、標高が上がるほど気温が下がる 対流圏での気温の変化は以下のように表される 𝑇(ℎ)=𝑇0−Γℎ 𝑇(ℎ) は高度 ℎh での気温(K) 𝑇0​ は地表の気温(K) Γ は気温減率(K/km)、対流圏では約6.5 K/km h は高度(km) 例えば、地表の気温が15℃(288K)であれば、標高1

        • 量子②

          紫外破綻(レイリー・ジーンズの破綻)  10^5 GHz未満の放射周波数の実験結果を正確に予測するが、これらの周波数が電磁スペクトルの紫外線領域に到達するころに経験的観察とは異なり始めるという事実が発見された。 量子(quantum)の誕生  マックス・プランク(Max Plank)はこの問題を解決するために、旧概念であるニュートン理論の枠から飛び出し、大胆の仮説をしたところ、計算値と実測値が合致した。その仮説とは、光のエネルギーが連続的(continuous)でなく、

        乾燥空気と湿潤空気

          量子①

          聖経典  光とは、神聖・聖潔・美好・恩恵・希望の象徴であった。特に虹は創世記9章13節に「わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる」と記されている。 15世紀~  ルネサンス・宗教改革・啓蒙活動などの時期を経て、光は精神的から物質的に捉えようとし始めた。中にも代表が「アイザック・ニュートン」である。  ニュートンは1666年に、三角プリズムに光を当てると、虹のような光の帯が現れると発見した。これによって、朝日が赤っぽいことを説

          量子①

          地球の唯一の衛星!月 その1

          月の大きさ・距離・特徴月の半径は1738km(1/4)、地球に一番近い天体で、平均距離が38万km。 月と太陽は地球から見るとほぼ同じ大きさで、これは、大きさは太陽が月の400倍で、地球からの距離が400倍となっているため。 月の表面には大気も水もなく、風が吹いたり雨が降ったりすることはない。昼夜の温度差がとても大きく、昼間は120℃に達し、夜間は-150℃まで落ち込む。 月の自転と公転月は自転しながら、地球の周り(公転)を回っている。自転・公転ともに、北極方向から見た時に

          地球の唯一の衛星!月 その1

          太陽系の惑星 その2

          惑星のそれぞれの特徴水星 最も太陽に近い。そのため、太陽から受け取るエネルギーは地球の6.7倍。大気は存在せず、昼夜の温度差が非常に大きく、昼400℃にも達し、夜は-100℃~-150℃まで冷え込む。 金星 最も明るく見える惑星で地球からも肉眼でよく観察出来る。自ら光を発しているわけでなく、太陽光をよく反射しているため。 大気は分厚く濃いため、表面の気圧は地球の90倍もあって、主成分はCO₂で、表面温度は300~400℃にも達し、濃い硫酸で出来た雲に覆われている。 火星

          太陽系の惑星 その2

          太陽系の惑星 その1

          太陽系が誕生したのは今から46億年前だと言われている。星間ガス(H・Heなど)や、星間塵(寿命尽きた星の塵・宇宙塵とも言う)が均一の存在ではなく、ムラによって重力が生じ、中心に向かって回転・収縮するようになり、物質が集まったことでよって生まれた。 水星→5891万km 金星→1億820万km 地球→1億4969万km、約1.5億kmで1au(天文単位) 火星→2億2795万km 木星→7億7831万km 土星→14億2941万km 天王星→28億7507万km

          太陽系の惑星 その1

          太陽の概要とエネルギー源

          太陽系の中心にある太陽は、主に水素・ヘリウムからなる巨大なガスの塊。その直径は約140万kmで(約109倍)、質量は2×10^30kg(33万倍)。我々が普段、目にする部分は光球と言い、地上から見ると眩しく白い光の円盤にも見える。地球に降り注ぐ太陽エネルギーはこの光球から放出される。 ※(地球と比べて) 中心核→1500万K、核融合によりエネルギー生産 放射層→エネルギは放射により対流層へ 対流層→対流により光球面へ 光球→6000K、数百キロ 彩層(さいそう)→1

          太陽の概要とエネルギー源