梅雨入り前のグルキャンでいくつかのソウル 〜復興を願ってのソウルフードを〜
キャンプブームも終焉を迎えたという記事をよく見ますが、キャンプが好きな人は今の状況を好意的に捉えている意見が多いですね。
私も好きな人が継続してやればいいと思っているのでブームは終わってもいいと思っています。
こんな私のキャンプ記事を読んで共感とか意見交換できたら私はそれだけで楽しいです。
さて今回はグルキャン記事の続きで昼間のお子様せったいをした後から酒を飲んで寝るまでのお話です。
今回は天気がイマイチだったので最高の景色と酒の写真が撮れなかったのが残念でした。
前回のお話はこちらから↓
長野県民のソールフードのビタチクで復興支援
お子様せったいも終わったのでツマミを作って本格的に飲み始めた。
最初のツマミは長野県民のソールフードであるスギヨのビタミンちくわを使った「きゅうりとちくわのおかか和え」である。
ここで少し余談。
ビタミンちくわは石川県七尾市のスギヨの商品であるが、昔から長野県で食べられていておそらく長野県が一番消費していると思う。
私も子供の頃からおやつにも食べていて、ちくわの穴にマヨネーズを詰めたり、魚肉ソーセージを入れて食べていたりした。
そのおかげでだいぶぽっちゃりさんだった。
海の無い長野県にとって日持ちするちくわは貴重なタンパク源であり重宝されたと聞いている。
今回一緒にキャンプへ行った部下に石川県出身者がいたので、ビタチクを知っているか聞いてみたところスギヨは知っているがビタチクは知らないと言うことだった。
もちろん今回参加した長野県民は全員知っていた。
そんな県民食なのである。
そのスギヨであるが能登地震の影響で工場が停止していた。
しかし最近製造が再開されたと言うことで、長野県内のローカルニュースで大々的に取り上げられるくらいのビッグニュースになっていた。
それほど県民に愛されている。
これは私も復興支援を兼ねて食べなければならないと思い、今回はビタチクを食材に選んだ。
さて、話を元に戻そう。
「きゅうりとちくわのおかか和え」はビタチクとキュウリ、ミョウガをスライスしてめんつゆと生姜で和えて最後におかかをかければ完成である。
これをツマミに酒を飲みながら川のせせらぎを聞いてちょっと雲が多めの乗鞍岳を眺める。
とても幸せな時間。
森林香の香りもこれはこれでよい。
今回のメイン酒は夜明け前
ビールばかり飲んでいるとお腹が膨れてくるので、早くも今回のメイン酒に選定した長野県辰野町にある小野酒造店 夜明け前 生酒を開けた。
今回は復興を願って能登の酒にしようと思ったのだが、近くの酒屋には石川県の酒はあっても能登の酒がなかった。
能登酒がないのならと言うことで、今回は私が大好きな夜明け前を選んだ。
島崎藤村の代表作である夜明け前の名前をつけたこの日本酒はフルーティーな味わいで思わず飲みすぎてしまう。
ちなみに私は藤村藤村の夜明け前を読んだことはない。
どんな内容かも知らない。
でもこの酒は前から好きである。
この酒蔵がある辰野町にもキャンプ場がある。
最近は行っていないが、久しぶりに酒蔵で夜明け前を買ってキャンプ場で焚き火をしながら飲みたくなってしまった。
今度行ってみよう。
ごま油をかけるつまみを二品
夜明け前を飲みながら追加のツマミ二品を作った。
一つはこちらも能登復興支援と言うことでスギヨが作っている加賀揚げ。
このまま食べるのも芸がないので、ネギをたっぷりかけてその上から熱々のごま油をかける。
簡単だがとても美味しい。
次に昨年も作ったカツオのニンニクごま油がけを作った。
カツオのたたきに塩を振ってからネギをたっぷりとのせて、ニンニクで香り付けいたごま油をジャーと豪快にかける。
これらをツマミにして夜明け前をのんびり頂いた。
これまた幸せな時間。
ほんと飲みやすくて飲みすぎてしまう危ないお酒。
焚き火をしながらのんびりと
夏至が近くなり日が長くなった。
それでも暗くなるまで焚き火を待っていたら焚き火を楽しむ時間が短くなってしまう。
ランタンに火を灯して焚き火も始めた。
今回は兄が書いたnoteを見て、久しぶりにベルモントのTOKOBIの上に装着して2次燃焼できるようにするチムニースクリーンを持ってきた。
これで焚き火の炎を楽しむことができる。
この時期はそれほど暖かさが必要ではないので熱が上に行きやすい2次燃焼の焚き火台の方が合っているのかもしれない。
煙も出にくいので服が臭くならなくて良いし。
ちょっとヤッシー家のサイトへお邪魔してみたら、昼間釣ったニジマスを焼いていた。
でもヤッシーボーイが食べていたのは焚き火で炙ったソーセージだった。
ニジマスは苦労して釣ったのに食べたくないらしい。
自分のサイトに戻りもう一品ツマミに「チーズ入りビタチクの豚バラ巻」を作った。
ビタチクに穴にさけるチーズを入れて豚バラで巻いたものをホットサンドメーカーで焼いてみりんと醤油で味付けしたものだ。
これをツマミにして我が家の冷蔵庫で長らく眠っていたZANE ARTSと松本ブルワリーのコラボビールを飲んだ。
今回はZANE ARTSのテントじゃないけどうまいからいいか。
変なこだわりは捨てよう。
この後はヤッシーとボーイ&ガール、部下2人+もと部下1人が集まって焚き火を楽しんだ。
部下の中の一人がピザ生地とソースを作ってきたと言ってピザをご馳走してくれた。
なかなかできるやつだ。
この部下2人は社会人2年目コンビで、私の半分くらいの年齢であるが気の利くいい奴らである。
もうおじさんには無縁な色恋ネタなどなどで焚き火をしながら盛り上がった。
ボーイとガールにそんな話を聞かせてもいいのかというのもあったりしたが、覚えてはいないだろう。
もと部下は1年ほど前までは私の部下だったのだが他の部署へ異動した。
写真が趣味で私とは違ってかなり本気で取り組んでいる。
今回もカメラと写真の話して盛り上がった。
そんな楽しい時間を過ごした。
焚き火とアイス
ボーイとガールがアイスを食べたがっていたので、冷蔵庫からアイスを持ってきた。
ボーイとガールはニジマスは食べないけどアイスは食べていいことを母親に確認してきたそうである。
父親に似ずにちゃんとしていて偉い。
ちなみにここでは父親、母親と書いたが実際にはパパ・ママと呼ばせているそうだ。
パパ・ママって呼ぶのは上流階級の家だけだと思っている私には信じられない。
私がパパって呼ばれていたら周りから「あれでパパだって」と思われるのが怖くて恐ろしい。
焚き火を囲んでボーイとガールはピノ、大人は雪見だいふくを食べた。
ボーイとガールは若者二人の膝の上に座っていて四人ともとても満足そうだった。
子育てを知らない若者からすると手放しで可愛いだろう。
後で聞いたらヤッシー妻は一人でのんびり焚き火しながらスマホをいじれていられたので、こちらも満足だったらしい。
満足がたくさんで何より。
Win-Winの関係というやつだ。
翌朝のために珈琲焙煎して就寝
ボーイ&ガールも戻っていったので少しだけ酒を飲みながら翌朝飲むための珈琲豆を焙煎した。
いつもはお供のワッシーに任せているのだが今回はいないのでしょうがない。
焚き火での焙煎はとても難しくて暗い中でも焦げていることがわかる匂いがしてきた。
これはあまり美味しい珈琲は期待できない・・・
本当ならこの後は天の川を撮影する予定だったのだが、残念ながら空には厚い雲がかかっていた。
もうこうなっては寝るしかない。
私は先に寝ることを宣言して焚き火を消し寝床についた。
若者達はまだまだ元気だったので、焚き火しているのが見えたヤッシーのところへ行くことを薦めた。
そして私は小川のせせらぎを聞きながらすぐに根落ちたのだった。
後で聞いたのだが、若者達はヤッシー家のところでヤッシー&妻と日が変わるまで焚き火しながら話をしたそうである。
楽しめてよかったし、周りには誰もいないサイトだったのでよかったと思った。
つづく。
そんなわけで第2話の終了です。
いつもならマジックアワーと酒の写真を撮ってるのですが、今回は天気がイマイチだったので撮れず残念んでした。
まぁこんなこともあるでしょう。
ボーイ&ガールが釣ったニジマスですが、二人が私たちのところへ来ている間にヤッシー妻が二匹とも食べたそうです。
なかなかのお値段がするニジマスなのできっと美味しかったでしょう。
そのうち最終回も書きますのでお待ちください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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