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【Camping Photo Log】 今年最後の高ソメキャンプ -赤い乗鞍岳の朝編-

今回が最終回で、朝から帰宅までです。
本当に長々とすみません。
今回も写真盛りだくさんで書くのでお付き合いください。

今回載せている写真のほとんどが、星景写真を撮った時のISO感度をAutoに戻すのを忘れて撮影していたものであるため、かなりノイズが載っていました。
仕方ないので、Lightroom ClassicのAIノイズ除去をかけましたが、それでもやっぱりノイズ残っているのは残念です。
ちゃんと設定を確認するクセをつけようと思います。

今回も見出し画像はAdobe Expressを使って自作してみました。
絵心のない私が素材を組み合わせるだけで作れるのでプラモデルみたいで楽しくなってきましたが、結構時間をとられるので頻繁にはできなさそうです。

前回までの記事はこちら、


赤く染まる乗鞍岳

今年の秋は暖かいから、高所の高ソメでもそれほど冷え込まないだろうと思い、電気毛布を使わずNANGA 600DXに潜り込んで寝ていた。
しかし、夜中に足元だけが冷えて目が覚めた。
流石に湯たんぽくらいは使えばよかった。
靴下を履いたら暖かくなったが。

次に目が覚めると外はまだ暗かったので寝袋の中でぼーっとしていると二度寝してしまったが、次に目を覚まして外を見るともう明るくなって、慌てて外へ出ると乗鞍岳が赤く染まり始めていた。
「モルゲンロート」というやつだ。

夕方のマジックアワーも良いが、朝のマジックアワーも最高だ。
このキャンプ場へ来たら是非この二つを見てほしい。
あと、星空も。

私も久しぶりにこの景色を眺めることができてとても感動した。
しかも今年は紅葉したもみじ越しで見ることができたこともよかった。
去年からの念願が叶った。

真っ赤に染まる乗鞍岳
テントともみじ越しで
もみじの赤と乗鞍岳の赤のコラボ

写真を撮るついでにつくねくんの様子をのぞいてみるとまだ寝ていた。
可愛いやつめ。

つくねくんはまだお休み中

ワッシーはどうしているかなと見にいくと、テントの入り口を開けて寝袋に入ったまま乗鞍岳を眺めていた。
なんて贅沢なやつ。
その時の写真もあるが、あまりにサービスショットな格好だったので彼のために載せないでおく。

朝ごはんは「とうじそば」

朝焼けも堪能したので朝ごはんにした。

今回の朝ごはんは、ここ松本市奈川地区の名物である「とうじそば」である。
このためにわざわざ産直所に寄って在来種のそばを買ってきたのだ。
普段ならお手頃な乾麺にするところだが、今回はワッシーもいたので奮発して半生にした。

材料は鶏もも肉と山菜の水煮、お揚げとめん汁。
お揚げ好きにはお揚げは欠かせない。
山菜の水煮はここ奈川で加工されているものを使うというこだわりを見せている。

今回の材料
餅付きです
山菜はここ奈川のものです

鍋で具入りの汁を作ってから蕎麦を茹でる。
こんな時に軽くて持ち運びも楽なのでコッヘルって便利。

大きめのコッヘルで蕎麦を茹でる

そばが茹だったら、薪ストーブで温めていた鍋で、食べる分だけ蕎麦を温めながら食べる。
お店で食べても同じように食べるのだが、本当は竹で編んだ専用のカゴがある。
何度か買おうと思ったことがあるがなかなか良いお値段がするので買っていない。

食べる分だけ温めて食べます
ワッシーも満足してくれた

お店へ行くと締めは鍋にご飯を入れて溶き卵を流し込み雑炊にするのだが、今回は家にあった小さなもちを入れて雑煮にしてみた。
肌寒い時期になって暖かいものが美味しく感じられるようになったのは嬉しい。

最後に餅を投入

名残惜しさいっぱいで撤収

このままぼーっと乗鞍岳を眺めていたいところだが家に帰るとやらなければならないことが山積みなので帰らなければならない。
しかし、せっかく来たのにあまり慌てるのも嫌だったのでのんびりと撤収作業をした。

テント内からの眺め
最高だ

おおかた私の撤収作業が完了してもワッシーがまだ終わっていなかったので、私はカメラを持って場内を少し散歩した。
真っ赤になったもみじ、まだ緑が残るもみじと今年のもみじは「いつ紅葉すればいいの?」と迷っている感じがする。
人間も「いつ衣替えすればいいの?」と迷っているのと同じだと思った。

もみじの間から
最後までいい景色

いつものアイスと珈琲で締める

撤収が完了したので、最後はアイスとコーヒーで締める。

今回のアイスはスタンダードな雪見だいふくで、珈琲は前日夜にワッシーが専用の器で焙煎した珈琲豆でおとしたものである。
キャンプで珈琲豆焙煎を始めてから2年くらい経ったが、だんだんと安定して焙煎ができるようになった。
次からは美味しいオリジナルブレンド珈琲作りに挑戦したいと思う。

いい香りがした
やっぱり定番が一番うまい

ゴミを捨てに行く途中でつくねくんの様子を見てみるとまだ寝ていた。
暖かい日だったので気持ち良いのだろう。
我が家の猫たちも夜と朝方は起きていて昼間は寝ていることが多いが、つくねくんも同じらしい。

つくねくんはまだお休み中

おまけの散策

あまりに天気が良かったので最後に丘の上にある天文台まで散策してみることにした。
熊鈴を鳴らしながら紅葉した木々の間を歩く。
私は登山やトレッキングはしないが、こんな気持ちが良い天気の下ならやってもいいかなと思った。

紅葉のトンネルを抜けるのは気持ちが良い

天文台付近にはなぜか8月15日の星空を案内する掲示がある。
ただ、ここは木々が生い茂っているので同じ景色を眺めることはできない。
もしかしたら昔はちゃんと整備されていて掲示されているのと同じ景色を眺められたのかもしれない。

何か撤去された形跡もある

天文台の上に登ると乗鞍岳を眺めることができる。
昨日の夜にここに来て星を見たら綺麗だったかもなと思った。
きっと熊さんも夜は寝ていると思うので、今度来たときに晴れた夜だったら是非来てみたい。
そのためには早めに酒を抜かないところが私にとって一番難しい。

右側へ移動すると奥穂高岳も見える

散策から戻り、センターハウスでスタッフさんに「来年また来ます」と伝えたら、近くのウッディーもっくというキャンプ場から応援に来ていたスタッフさんが「ウッディーもっくは営業しているので是非」と言われた。

確かに、ここ高ソメキャンプ場の近くにあるウディーもっくというキャンプ場は温泉付きで冬でも営業しているので、気が向いたらそちらへ行ってみようと思う。

今年の高ソメキャンプはあまり天気に恵まれなかったが最後に最高の天気の下でキャンプができて良かった。
この高ソメキャンプ場は11月17日でクローズされて来年のオープンは4月である。

今年は毎月来ようと思っていたのだが、結局9月に来ることができなかった。
でも、春、夏、秋の3シーズンを楽しむことができたので満足感はある。
来年も桜が咲く頃にまた訪れたいと思う。

ちなみに、キャンプ場の猫である「つくね」くんはキャンプ場がクローズになると飼い主さんのところに強制連行されるらしい。
松本市奈川は標高が高いので厳しい冬と思うが暖かいお家で冬を越してまた来年元気な顔を見せて欲しい。


ということで、3回にわたって書いたが、これで終わりです。
そして、今年の高ソメキャンプもこれで終わりです。
今年はお気に入りのA2、A6サイトに合計7回行けたので満足です。

次回は久しぶりに富士山を求めて山梨へ遠征予定です。
今のところはあの人気キャンプ場へ去年のリベンジをしに行く予定なのですが、気が変わるかも。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

おしまい。

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