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サッカー韓国代表のソンフンミン選手、私達を非難するな

カタールメディアのビーインスポーツは6日、公式ツイッターアカウントにカタールワールドカップのベスト16で敗退したソンフンミンさんのインタビュー映像をアップした。

私達を非難するな

記者はソン選手に「今日はとても厳しい試合だった。前半は後半より(競技力が)良くなかった。ポルトガル戦と比較して今日の韓国代表チームの選手達に何があったんだろうか」と尋ねた。

ソンフンミン選手はこの質問を聞くや「そうではない。私達はすべてを捧げた。そんな形で私たちを非難しないでほしい」として顔をしかめた。 続けて「知っての通りブラジルは優勝候補だ。私達がスペースを与えれば彼らは得点する」とした。 その上で「私は選手のみんながとても誇らしい。選手たちが全てを注ぎ込んだので選手のうちただ1人のせいにもしたくない」と明らかにした。

記者は「後半戦に若い選手たちが出てこなかったか。チームの主将として今回の対戦で彼らの出場をどう思うか」と尋ねた。 ソンフンミンは「先に話したように彼らが誇らしい。初めてのW杯で試合に出るのは容易でない。特に若い選手らは初めてW杯に出場したのに韓国のために立派な仕事をした」と明らかにした。 続けて「私は若い選手らが止まらないことを望み、彼らがW杯で走ることがどれだけ重要なのか悟ることを望む」とした。

そして、案の定、韓国のネットではこの動画の記者の質問を非難している模様。チームの批判を誘うような質問ではなかっただろうか。それに対し、ソン選手が毅然と対応したという流れだ。

動画を見ればわかるかと思うが、記者は単に試合分析と感想を求めている。そんさんが急に「私達を非難するな」と強い口調になっていることが見てわかる。

韓国では、大きい事故や事件が起きるとすぐ「戦犯探し」に走る。梨泰院の圧死事故やセウォル号の船事故がその典型的な例である。日常では、会社や学校や役所でもそのようなことは日常茶飯事だ。

ソンフンミンのインタビューからも、非を認めると「本当の戦犯になる」という意識が根底にあることが分かる。次に繋がる建設的な思考と協議の妨げになるってことを、いつになれば分かるんだろうか。

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