見出し画像

「科捜研の女 season24」スタート!

今年も「科捜研の女 season24」がスタートしました!

近年の放送を振り返ってみると……
20周年を迎えた2019年にシリーズ初の通年放送。
2021年9月、歴代キャストが集結するシリーズ初の劇場版が公開。
2022年4月、season21最終話でマリコが「今まで本当にありがとう」とカメラ目線で語りかけ、これでシリーズ終了?と視聴者がざわつくことに。
2022年10月、リニューアルしたseason22がスタート。セットも一新され、ちょっとシリアスかつスタイリッシュな演出に。
2023年8月、前シーズンよりやや明るいトーンになったseason23が放送。

そして今年、「科学をより分かりやすくをモットーに」というキャッチコピーでスタートしたseason24は、加藤諒さんが演じる視聴者目線の明るい会計係のキャラ、加瀬涼平が登場したことで、いよいよリニューアル前の科捜研チームの和気あいあいとした雰囲気が戻ってきた感があります。

ちなみに会計係のキャラは実に18年ぶりの登場。
加瀬涼平の紹介シーンで、かつてシーズン3〜7まで会計係・小向光子役として出演していた故・深浦加奈子さんのシーンがインサートされたのは、往年のファンには胸熱だったのではないでしょうか。
ちなみに、このシリーズは亡くなった俳優さんたちもちゃんと物語の中では生き続けているというか……
2021年の劇場版でも故・星由里子さんが演じるマリコの母親が登場するシーンがあったことを思い出しました(これは奇蹟的に過去に撮影した映像の中で映画に使えるものがあったそうです)。

さて、season24初回スペシャルの話に戻ると……
日野所長によるゲソコンの調査、亜美ちゃんによるNシステムでの追跡というお馴染の捜査方法、さらに国立航空科学研究所出身という宇佐見さんの前歴が活かされる調査、スペシャルらしくドローンを飛ばすシーンなどが出てくるのにワクワク。
また、マリコの名台詞「拡大鮮明化!」だけでなく新たな名言「猫認証」も飛び出し、彼女の無茶振りでクライマックスを迎えるチーム総力挙げての科学捜査が見事に実を結び、事件がめでたく解決すると同時にほろっとくる人間ドラマで締めくくられる、という鉄板の展開が気持ちよかったです。

ちなみに……
早月先生がいつも持ってきてくれる美味しい差し入れ、領収書は切ってなかったんですね(笑)。

初回スペシャルの脚本はもちろん櫻井武晴氏。
やっぱりこのシリーズは科学にこだわり、きちんと科学捜査で事件を解決に導いていくという軸がぶれないのが素晴らしい!
なお、今年は「心を癒す鑑定」がテーマなのだとか。
確かにマリコの衣装もアグレッシブな赤色ではなく黄色やオレンジ色という暖色に。
原点に戻って科学捜査の面白さを分かりやすく丁寧に見せていく+新しいチャレンジをしていくという制作側の気概が十分に感じられて、今年は今まで以上に見逃せないシーズンになるのではという期待を持ちました。

さらに、このシリーズは東映のプロデューサーさんたちが毎回こぼれ話をおしゃべりしてくれているのもすごいんです。
初回から貴重なエピソードばかり。これからは加瀬涼平にコナンの黒い犯人的な役割をやってもらえるぞという話、実はある理由から画面に風車が仕込まれているという話、ちょっと変化しているセットの話 etc. 要チェックです!

いいなと思ったら応援しよう!