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月組公演 その2 Deep Sea

「ダイブ」の合図とともに広がったのは深海。
そこでは、熱いカーニバルが繰り広げられていた。
ちなみに2回目の観劇は、オペグラ不要の神席。タカラジェンヌって、なんでみなさんあんなに小顔なの?その気になれば手が届きそうな、見つめ合えそうな席で観られるなんて。一生分のツキ運を使い切ってしまった気がする。この月組公演の友会先行抽選…。

どこか既視感ある構成、シーン。
たとえば
トップシーン 8人のダンサー→ジャガービート冒頭のありちゃんと8人のダンサー。
チョンパで銀橋にスターがずらりと並ぶ→まさしくカプリチョーザ
るうさん(光月るうさん)とさち花さん(白雪さち花さん)のデュエットで、れいこ、ちなつ、おだちん、と娘役3人、3組のカップルが一瞬踊るシーン、これもカプリチョーザ。
じゃあ駄作か?否。ラテンのノリ全開!
圧巻だったのは
S7 秘密の花園。おだちんくんのソロでれいこくんとちなつくんのデュエットダンス。おだちんの歌声が耳に心地よい。美声だ!ちなつくんのドレスから長いおみ足が見えるたびに、周囲はオペラ上がりわらわら。聴福!眼福!

フィナーレ
娘役に囲まれて歌うれいこくんはカッコいい。宝塚の男役として王道をいってる。だからといって、娘役の尻をさわるのはやめてくれ。稲葉先生の演出か?百花沙里先生の振付か?男役の群舞は、文句なしにカッコいい。タンゴのデュエットダンスも目先が変わって惹きつけられる。話題を呼んだ日替わりエトワール。この日は咲彩いちごちゃん。よく通る美声を響かせてくれました。日替わりエトワールについて、ファンの間では賛否両論あるようだ。
多くの娘役にチャンスがまわるからいい、という意見と、エトワールの安売りは値打ちを下げるという意見。私は、それだけ月組は歌える人材が豊富なのだ。佳き良き。

貸切公演定番のご挨拶に立ったれいこくん
「本日無事に公演できたことをうれしく思います。このまましぇんしゅう…へへっこのまま千秋楽まで…」

噛んじゃいました。ご愛敬ね。
さああと1回観劇。芝居もショーもどんな進化を遂げるのだろうか。楽しみだ。月組のショーは真っ赤な炎というより、青白い炎がチロチロ燃えている。一見クールなようで実は熱い熱いのではないか。


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