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星組 柳生忍法帖 モアー・ダンディズム 観劇

半年ぶりの星組公演。そして全員揃ったのは1年ぶりか?休演者もないようで、なにより!
心配していた台風の影響もなく、無事に開幕。
隻眼の剣士、柳生十兵衛。演じるのは我が贔屓の礼真琴くん。
宝塚では、主役の最初の登場シーンというのは、どの作品でも何かしらドラマチックに魅せるのだが、今回は、銀橋0番(センター)から。フォルテッシッシモの望海風斗的じゃないか。
いや、もう、華麗な殺陣は言うまでもないが、シリアスな芝居もクスッと笑える飄々とした芝居も嫌みなく入ってくる。歌良し、ダンス良し、「何でもできる人」。見えないところで想像を絶する努力を重ねているに違いない。
これが卒業公演になる愛月ひかる。原作では107歳、妖怪のような芦名銅伯を妖しいほどの美しさで、年齢不詳にしてしまった。
公演の度に進歩著しいなこちゃん(舞空瞳)立場が人を作るんだろうなあ、きっと。以下、印象に残った役は、多聞坊役の天飛華音くん、時にいじられキャラ。十兵衛の父親役の朝水りょうさん、イケオジ!中盤で千姫役の白妙なつさんのマイクが入っていない、というアクシデントはあったが、ほぼ原作に沿った脚本で、宝塚的に、そしてこっちゃんファンとしては満足!な作品。

モアー・ダンディズム
そもそも、ダンディズムとは何ぞや?と考えていたのだけど、まあそれは観たあとにゆっくり考えようということで。

いつもなら開演5分ぐらい前にスルスルと緞帳が上がって、撮影タイムがあるんだけど、このショーはなし。そういうのもあるのね。
なんでも1995年、真矢みき、、2005年湖月わたる、主演の流れをくむショーらしい。ああ、私がファンをお休みしていた頃か。
冒頭からキンキラキンの衣装で「だんでい〜♫」こっちゃん、踊る踊る。
星組の組子たちが歌う、踊る。
宝塚の王道をいくショー。
なかでも
伝説のキャリオカのシーン。燕尾服の男役勢揃いで踊る。これぞ、宝塚!私は初見だけど。
前列センターに礼真琴くん、両サイドに2番手愛ちゃんと三番手せおっち、学年順に2列目、3列目、4列目…4列目のセンターに頭一つ抜けた若手男役1名。誰や?

104期生の世晴あさくんであった。上背ある割に童顔だけど、あの身長(公称178センチ)舞台においては武器になるぞ。チェックしとこ。

デュエットダンスはことちゃんの歌ではじまり、あいちゃんに引き継がれる。愛ちゃんの歌をバックに、ことなこコンビが踊る。
私としては萌え萌え。ことちゃんが上級生であるあいちゃんに敬意を表しているのもいい。

このテーマソング、すっと頭に入ってくるメロディ。帰り道もずっと脳内再生。
今夜はこのテーマソングを口ずさみながら、ゆっくりダンディズムとは何ぞや?と考えることにしよう。


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