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シャンシャンへの道のり(成都で地下鉄に乗る)

雅安碧峰峡パンダ基地へシャンシャンに会いに行く長い道のり。続いて成都市内での移動、地下鉄に乗る方法です。

超えなければならないいくつものハードル

1)ビザ取得
2)中国渡航時の保安検査と入国手続き
3)日本円→中国元の両替
4)成都で地下鉄に乗る
5)雅安までの高速鉄道
6)雅安駅から基地へ

1~3は前編で簡単に紹介しました。ここでは4の成都市内で地下鉄に乗る方法と注意点をご紹介します。

成都で地下鉄に乗る

日本からの直行便または経由便で到着する成都の空港は2カ所。成都天府国際空港か成都双流国際空港のどちらかです。
日本から当日中に成都に着く便は夜着が多いため、ホテルの移動には注意が必要です。空港からの地下鉄の最終は23:30頃。入国手続きに時間がかかると最終に乗れない場合があるので、空港直結のホテル(成都天府国際空港のみ)を選ぶか、地下鉄でホテルに辿り着ける時間に到着する飛行機を選ぶかになります。

地下鉄以外の交通としてタクシーかバスもありますが、乗り慣れていない方には様々な理由であまりおすすめしません。空港にタクシーを手配する案内カウンターもありますが、通常よりもかなり高額。配車アプリで18元のところ、100元と言われ、私は地下鉄での移動を選びました(荷物が大きい場合は100元でもタクシーを利用した方が楽かもしれません)。

成都地下鉄路線図

地下鉄に乗る場合の最大の難関はチケットの購入です。日本と同様にほとんどの人が改札にスマホをかざして乗車しますが、ここでは1回乗車用のチケットを購入する方法を紹介します。

地下鉄駅の入口近くには自動販売機と人がいるブースがあります。

乗車券自動販売機
乗車券自動販売機

私は以前購入したチャージ式の地下鉄カードを持っていたのでチャージしようと何度か自動販売機でチャレンジしてみたのですが、地下鉄カードにはチャージができませんでした。

そこでやはり間違いないのが、人が対応してくれるブースです。

天府広場駅の地下鉄チケット売り場

この写真はチャージ式の地下鉄カードを購入した時のブースなので、他のブースはもう少し簡素な物になりますが、形状は似ています。

駅員さんがいるブースの窓口で翻訳アプリを使って、「◯◯駅までの切符を現金で買いたいです」と伝えると、やはり翻訳アプリを使って「◯◯元です」と返答してくれました。

1回だけ使える地下鉄カード

上の写真は上海のものですが、成都でも仕組みは同じです。この1回きりのカードは改札の機械にかざすのではなく、日本と同じように機械に通すものになります。スマホやチャージ式のものはかざしますが、1回きりのカードは改札を出る時に機械に吸い込まれます。

また、何よりも知っておくべきことは、中国では地下鉄の改札を入る前にセキュリティチェック(荷物の検査)を必ず受けなくてはいけないことです。

地下鉄の改札手前の安全検査

危険物を持ち込んでいないか、空港と同じような荷物検査を受けてから改札へ向かいます。

地下鉄車内の電光案内板

地下鉄に乗る時はあらかじめ路線図で目的地方面の駅を確認してから乗ります。慌てて乗って反対方向に乗らないように注意しましょう。私もたまにやってしまうのですが^^;

地下鉄アプリを使えば日時を指定しての乗り換え案内、始発、終電など調べることができてとても便利です。事前にスマホにインストールしておくことをお勧めします。

中国の地下鉄アプリ


地下鉄で高速鉄道乗り入れ駅へ

地下鉄に乗れるようになれば、高速鉄道が乗り入れている駅へは安く早く簡単に行くことができます。私か雅安へ行ったときは高速鉄道の成都南駅を利用ました。天府空港から成都南駅直結の地下鉄18号線火車南駅までは乗り換えなしで行けます。各駅なら45分、急行なら33分です。

地下鉄アプリの画面


注意すべきこと

地下鉄の入口での手荷物検査では、スーツケースやポーチなど、すべての手荷物をX線に通します。あらかじめまとめられる荷物はまとめておくことをお勧めします。
モタモタしていると、他の人の荷物と混ざってしまい、間違えて持って行かれてしまう場合もあるので、要注意です!



シャンシャンへの道のり、成都から雅安へは、次回へ続きます。

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