見出し画像

2月に読んだ本

こんにちは。先月に引き続き、読んだ本や漫画を紹介します。
なのですが、本のボリュームが多くなってしまったので、今月は
本と漫画で記事を分けたいと思います。

2月は本を12冊読みました。
よかったものを中心に紹介します。

1.かわにしみきの…

本というよりスタイルブックだけど、とてもよかったので紹介。
ユーチューバ―のみきぽんの本。
Popteenでデビューした時から大好きなみきぽん。
スタイルブックではメイクを誌面でとどめるだけでなく、QRコードが
載っていて、アクセスすると動画で見れたり、みきぽんの好きな
アイス特集があったり、とってもみきぽんらしかったです。

ポップの時はいつの間にか卒業しちゃったり、ユーチューバーに
なってからも、途中でチャンネルを変えたり苦労も多かったのかなと
思われるのですが、スタイルブックが出て感慨深かった(何目線)

2.揺れる心の真ん中で/夏生さえり

ツイッターで有名なさえりさん。
初めてエッセイを読んだのですが、良かった。

自分や自分の大切な人の話が多く、日常って刺激的なことばかりではなく、
自分と大切な人を大事にするっていう当たり前のことを出来ないといけないなと思いました。

恋愛エッセイだけど、緩やかに時間が流れているところが好きです。

3.石黒くんに春は来ない/武田綾乃

ジャケ買い。絵が綺麗。

クラスメイトの一人が死んでしまい、その犯人を捜す話かと思ったら、
この事件がきっかけでクラスのカースト上位集団への不満が爆発し、
SNSを使ってその他大勢のクラスメイトが復讐する話。

テンポの良さとSNSを使うという現代っぽいテイストが面白かったです。
ちょっと前に話題になった「3年A組」とか好きな人は好きそう。

個人的にはラストシーンでヒヤッとした。

4.読書会入門/山本多津也

日本最大の読書会「猫町倶楽部」の主催者さんの本。

私自身も読書会を主宰しているので、共感できる部分が大きかったです。
1冊の本について話すことは、新しい意見を知れるのはもちろん、
自分の中で無意識だった感情にも気づく機会があると思います。
自分の中で当たり前に感じていたことを話てみると、
「え!なにそれ!」など興味を持っていただけることも。

巻末にこれまでの猫町の課題本も全て載っているので、
それを読むだけでもだいぶ読書体力がつきそうと思いました。

5.読書をプロデュース/角田陽一郎

読書系の本はもう読まないと決めていたのですが、これは良かった。
元TBSのディレクターの角田さんの本は何冊か読んでいますが、私は相性が良いみたい。

私も併読派だし、新書は教養の入門書的立ち位置だなと思っていたので、共感しました。
各出版社の新書編集長とのインタビューも載っていて、新書の編集長さんの話を聞く機会ってほとんどないと思うので、これも贅沢だと思いました。

あと読書をしない理由の一つに「ネットのが便利だから」があるらしいです。
これは結構衝撃的で、私は本のほうが情報がまとまっているし、自分で見つけるよりも手軽なだと思っていたので、まだまだ本を読まない人に読んでもらうってのは困難なことだなと思いました。

6.時間をもっと大切にするための小さいノート活用術/高橋拓也

お友達のオススメで読んでみたけど、とっても良かったです。

昨年度から手帳やノートが習慣化し、「書く」ことが好きなので、具体的なノート術の話が多くて、いろいろカ試してみたいと思いました。

特に私がやりたいと思ったのは、「あとでチェック」。
気になるワードをノートの上部に書き、時間がある時に調べ、記録するというもの。大人になるとついつい自ら吸収する機会ってなくなってしまうから、良さそうだなあと思いました。

7.ウツボカズラの甘い息/柚木裕子

初柚木さん。職場の人に勧められ、これは内容も面白そうなので読んでみた。
マルチ商法にハマる主婦が殺人事件に巻き込まれる話。

テンポが良いのと、ラストの衝撃、美に執着する主婦が良かったです。
結構「美」に執着する女性の物語が好きで、これって女性の根本というか、
生まれながらに備わっている心情の一つだと思うんですね。
誰でも綺麗でいたいし、綺麗に思われたい。
その執着が過剰になり、異常な行動に手を染めるのって他人事でもないなと感じます。

柚木さんの作品は他も読んでみたいかも。

8.100分de名著テキスト 斜陽

(amazo履歴なしでした)

先日渋谷で行われた「本屋さんあつまる」のイベントで爆買いした100分de名著テキスト。

元々「斜陽」は好きな作品で何回か読み返しているのですが、
テキストを読むことで作品が立体的に見えてきました。

「なぜ女性を主人公にしたのか」や「戦時中にいかに文学を書くことが難しかったか」など。作品自体はもちろん何年も前の作品だが、今でも私たちの
耳が痛くなってしまうような見透かされた目が怖くもあり、すごくもあるなあ。

100分de名著自体は以前「夜と霧」の読書会でプロデューサーの方の
お話しを聞く機会がりあり、そこから興味を持ちました。
ただバックナンバーは雑誌なので手に入りにくいということもあり、
今回の機会に爆買いしました。買いすぎてノベルティを2つもいただいてしまった(笑)

9.小説現代 2月号

リニューアルした小説現代。
大好きな薬丸岳さん、益田ミリさん、新井見枝香さんが寄稿していること、
そして1000円でブックカバーとしおりもつくので購入。

大好きなお友達に文芸誌の魅力をプレゼンしてもらい、文芸誌沼に片足つっこんだ2月でした。

すごいよ、文芸誌。
読んでみてから思ったけど、これだけの作品数をたった1000円で読めるって豪華だし、新しい作品・作家との出会いが沢山ある。
そして何より文芸誌1冊の中に「喜怒哀楽」すべての感情が詰まっている。

今回の小説現代だと、薬丸さんの少年犯罪小説はドキドキしたし、
益田さんのエッセイはまったりしたし、岸田さんの家族物語には
目頭があつくなったし、アマゾネスポケットは大爆笑した。

新規参入が難しいと思われた文芸誌だけど、最近はリニューアルも多いし、
テーマ別も多いので、読み始めるには良い時期かなあと思いました。
文芸誌をコンスタントに読めるくらい、読書体力をつけたいな。


そんな感じで2月に読んだ本の中から好きなものを紹介しました。
今月は結構当たりが多かった気がします。活字読みやい欲も復活しました。

ザーッと見てもらうと幻冬舎文庫が多い気がしますが、個人的に相性がいいのはもちろん、電子書籍はよくセールをしているからなのも大きいです。
幻冬舎・秋田書店は結構セールをしているイメージ。
電子は前から読みたかったけど、読めていない本がセールになっていると買うことが多いです。

ツイッターでは読んだ本をリアルタイムで更新・noteには載せていない
雑誌の話も多いので、よかったら覗いてみてください。

ではでは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?