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Premier8-0全勝コーチが教える初心者・即席チーム向け 練習極意

お久しぶりです。Xhowieです。
つい先日開催されたPremierでリア友(初心者~中級者)で出場し、予選8-0だったので、初心者向けチームの極意をNoteにまとめます。
(私はコーチとして参加しました。)
※本記事は初心者チーム向けです。中級者以上のチームは参考にならないかもしれません。

下記目次に沿ってお話していきます。

目次


1.簡単なチームの説明
2.コーチとして意識したこと
3.勝因

1.簡単なチームの説明

私たちのチームは、ダイヤ×1・プラチナ×1・シルバー×1・ブロンズ×1・アイアン×1でした。ここで大切な事は「全員均等に仕事を割り振らない」という事です。
実際に私は、プラチナの人にIGLを任せ、サブコールをダイヤの人に任せました。その他の工夫は次章「コーチとして意識したこと」に記述します。


チーム内の役割

2.コーチとして意識したこと

ここからが本題です。特に意識して教えたことは3つあります。
1つめはランク関係なしに「ミスは仕方ないけど、やっちゃいけないことだけやるな」と言いました。
「やっちゃいけないこと」の例として、
・味方が撃ち合ってるのにカバーしない
・スモークで分断されて孤立する守り方をしない
のようなものがあります。
1人が「やっちゃいけないこと」を行うだけで、味方4人が攻めづらくなったり、守りづらくなったりします。上記の例以外も数個あるので、マクロ理解あるメンバー或いはコーチが居るチームはコーチに活動前に教えてもらったり、随時修正していきましょう。個人的には、低ランクの人がどれだけ「やっちゃいけないこと」をしないか、がチームの戦闘力向上に繋がると考えています。
2つ目は、有利不利=「エリアコントロール」と「人数差」と認識していい、ということを伝えました。特にIGLをする人やセンチネルを使う人にエリアコントロールについては重点的に話しました。
下記図1では、全員固まっているせいで、Bメインのエリアは「相手がいるかもしれないエリア」になってしまい、Aメイン攻めが上手くいかなかったときの保険のエリアとして攻め側は使えません。しかし、図2のようにKilljoyがタレットを置いているので、タレットが壊されない限り、「確実に相手がいない安全エリア」として確保できます。その結果、A攻めが上手くいかなかった場合、黄色で囲ったエリアの行き来はスムーズに行うことができます。

赤…ほぼ確実に敵が居ると考えられるエリア
白…敵がいるかもしれないし、いないかもしれないエリア
黄…敵が確実におらず、自由に行き来することができる安全エリア

このように、黄色もしくは白色のエリアを増やすことが攻めにおいても、守りに置いても重要になってきます。
私は、ブロンズの人にセンチネルを任せ、「ひたすら死ぬな。マップの黄色をキープし続け、相手が使ったスキルや情報をIGLに渡すのが君の役目だよ。プラスして、"こっち来れるよ!"って提案出来たら120点の役割だよ。」と教えていました。(「やっちゃいけないこと」に加えて「目標」を与えている)
3つ目は、「個人タスク」を個人に合ったレベルで渡す、という事です。
時間ある大学院生には「この試合見てきて、もしくは一緒に見よう!」残業まみれの会社員には「BindのViepr空爆最低AB3つずつ覚えてきて、動画これだよ」のように、レベルや各自の空き時間にあったタスクを渡していました。ここで大切なのは「タスクの量を一律で渡さない」ということです。残業まみれの会社員に「FNCvsNAVI BO5のdemoこれ全部見てきて」は本人のやる気が無くなり、ステップアップどころかチームにとって悪影響を及ぼしかねません。

3.勝因


私たちは従来のカスタム形式のスクリムは1回しか行えず、練習の殆どが個人練習かランク(もちろん大会MAPでないMAPも数多くツモりました。)でした。しかし、大会MAPでないからと言って練習ができないわけでも、個人に宿題を渡せないわけでもないです。
さらに言えば、私から彼らに特別なセットや作戦はほぼ教えていません。
大会MAPでないMAPでも培った「コミュニケーションの円滑」こそが最大の勝因でした。また、彼らは自分の時間だけでなく、他のメンバーの時間も使っている自覚を持ち、山ほど残業して帰ってきても明日が出社でも、私が出した個人タスク(スキルの定点など)を覚えて次の日の練習に来ました。

4.最後に


私はブロンズだから…俺はシルバーだから…ではありません、やる気があれば誰だって結果を残すことができます。VALORANTが盛り上がっている今、実力やランク関係なしに"本気で"頑張ってゲームの楽しさを味わって頂ける方がひとりでも増えたらいいなと思います。
最後になりましたが、スクリムを行っていただいたチーム様、ありがとうございました。彼らにとっても私にとっても新しい発見や気づきがありました。また機会あればよろしくお願い致します。

Xhowie


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