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『旅立ちの朝』

空港で訪ねる
「次に飛び立つフライトの席はまだあるか?」
どこでもいいさ
どこでも同じようなもの
彼女のいない国へと飛んで行くのさ
雲の上は青空 旅立ちの朝

浜田省吾『旅立ちの朝』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は2005年に発売された、浜田省吾の16枚目のアルバム『My First Love』より『旅立ちの朝』について。



旅立ちの朝

闇に光が斜めに差し込んできて
記憶出来ない夢を潜り抜けて
目覚めた朝は旅立ちにふさわしくて
土砂降りの暗い空 光る稲妻

胸の痛み 感じないように
機械的に荷造りして
ずぶ濡れのままタクシーに荷物積んで
長く暮したこの部屋 遂に出てゆく

コーヒー片手に窓の外を見ている
あの娘の姿 思い描く
でも その横には彼女の新しいボーイフレンド
満たされて眠ってる あのベッドで

空港で訪ねる
「次に飛び立つフライトの席はまだあるか?」
どこでもいいさ
どこでも同じようなもの
彼女のいない国へと飛んで行くのさ
雲の上は青空 旅立ちの朝

浜田省吾『旅立ちの朝』

『旅立ちの朝』はアルバム『My First Love』の3曲目。
ホーン・セクションをフィーチャーしたR&Bナンバーで、メンフィス・ホーンをイメージして作られたそうです。
ホーンに加えて、ギターとベースの音も気持ちのいい曲となっていますね。

『My First Love』が発売された直後のライブでも歌っていましたね。
この当時のライブには参加していないのですが、ライブDVDで何度も観て楽しみました。
歌いながら浜田省吾が楽しそうにカウベルを叩いていたのが印象的でした。

曲としては清々しい雰囲気なのですが、歌詞の主人公の男性は失恋してしまったようですね。
胸の痛みを感じないようにしながら、長く暮らした家を出て遠くへと引っ越すようです。
歌詞の中では天気と主人公の心境がリンクして描かれています。
目覚めた朝は土砂降りが降る上に稲妻が光っています。
この天気を「旅立ちにふさわしい」と称するのが皮肉ですね。
ずぶ濡れのままタクシーに乗り込み、空港から彼女のいない国へと飛び立ちます。
そんな雲の上には青空が広がっていた、という晴れやかな終わり方をします。
というのが『旅立ちの朝』という曲でした。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『旅立ちの朝』の紹介でした。
この曲が収録されている『My First Love』は名曲が多い素晴らしいアルバムです。
タイトルにあるように自身の初恋をロックとして、原点回帰を目指したアルバムだけにどの曲もかなりいいんですよね。
1つ1つの曲の歌詞を見て、改めて良さを実感しています。

それでは、また。

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